富澤です。
今日はヤフオクで売れる中国輸入の商品リサーチ、そして販売について解説をしていきます。
基本的にヤフオクは見捨てられ荒廃した場所と認知されがちなのですが、確かに販売力は一時の隆盛よりは下降気味なのは否めません。
しかし、まったく売れないわけではなく実際にヤフオクだけで30万円以上の利益を出す方もいます。
その【中国輸入×ヤフオク】という部分について深く入っていきます。
もくじ
ヤフオクで販売するメリット
プラットフォームを使って販売する際に必ずついてくるのが『手数料』です。
- メルカリ=10%
- amazon=15%程度
- 楽天市場=月額出店料+2~7%
- BUYMA=7.56%
といった感じになっています。
他にも販売チャネルは沢山ありますが、代表的なところでいうとこういった感じ。
で、ヤフオクの販売手数料は『8.64%』となっています。
まぁ段違いに違うというわけでもありませんが、多くの場合はamazonでの販売ばかりを検討する人が多いので手数料の常識が15%で考えられています。
それが半分近くにまで手数料が安いというのは結構違ってきます。
もしamazonとヤフオク両方でそれぞれ100万円ずつの売上があった場合はamazonには約15万円を手数料として支払いますがヤフオクの場合だと86,400円ということになります。
6万円近い差額が生まれますので、これを利益として考えるのもいいですが、その分をさらに仕入れに回すという考え方なら、この6万円は20万円にも30万円にも膨れ上がるお金になります。
ただ販売力が弱いというのがヤフオクの特徴です。
そもそもヤフオクはオークションですから人気のカテゴリーは基本的にはアンティークやコレクション、趣味の道具などです。
希少性の高いものであれば天井知らずというくらいに金額が跳ね上がっています。
1商品100万円を超える商品が連日売れているのはヤフオク以外でないでしょう。
こういった点から見ても中国輸入の商品が売れにくいのは当然といえば当然。
しかもメルカリの登場によって結構なお客さんがメルカリに流れたと思います。
以前はメルカリで中国輸入の商品もバンバン売れていましたが今はメルカリの規制でちょっとむずかしいですね..
ヤフオクは商売目的でもオールOKなので自由度は極めて高いです。
ヤフオク販売で送料で更に儲ける人
ヤフオクを見ていると「あっこれは中国輸入のだな」と分かる商品が出てきます。
そういった過去に売れた商品を確認していると送料は別で請求している出品者が大半です。
上の画像はヤフオクの過去に売れたものを見ていて発見した一文です。
この商品は軽量で小さい商品なのですが1000円もチャージしています。
また倉庫システム・・というくだりを見るとamazonのマルチチャネルサービスを利用した出荷方法ではないかと推測できます。
落札代金もamazonと同じ価格でしたので『同価格+送料』という極めて利益が良い販売だったんだなと見ていました。
ヤフオクでは売れ個数こそ少ないものの利益率は極めて良いということがなんとなく分かってきました。
あとヤフオクの利用価値のひとつとして『1円スタート』で不良在庫処分をするというのもありですね。
良いところがあるんですよヤフオクには…
転売はハブアンドスポークモデル
ハブアンドスポークモデルというのはFedExの創業者が論文として出した概念だったと僕は記憶しているのですが要は荷物は一箇所にまとめてから、それぞれに配達したほうが効率が良いという概念です。
これは自転車のタイヤのように真ん中に軸があって、そこから細い線で支えていくというような形に似ています。
中国輸入=amazon販売という図式を思い浮かべてしまいがちなのですが、売れるなら販路を広げていったほうが良いですよね。
お金を稼ぐことが至上の目的のはずなのだから。
転売の場合も一つの場所よりは2つ..3つと多いほうがパワーは増すことが予想されます。
また真ん中の丸い円をamazonのFBAとした場合にはマルチチャネルを使うことで、それぞれの販路で商品を売却しても受注管理さえすれば発送業務はamazonがやってくれます。
最初はネットでの販売も不慣れだと思うので、いきなり多店舗展開をしろというのは酷な話ですが、余裕が生まれたら多店舗展開はやっていくべきですね。
やってみて初めて「ここへの展開は無駄だった」「ここは想像以上の売れ行きだな」というのが分かってくると思います。
多店舗展開をすると在庫の調整などはどうなるのだろうと不安に感じるかもしれません。
例えばAという商品がamazonFBA納品で10個あってqoo10で2個、ヤフオクで1個売れた。
という状況になった場合にそれぞれのプラットフォームで在庫を変える必要があります。
すべてのショップで残り在庫数を7個にしなければいけません。
そんな煩雑な作業も今は自動でやってくれるサービスもあります。
例えば『zaiko robot』というサービスです。
こういったサービスを使うことで自動で在庫調整をやってくれます。
一つの場所に集めて各場所に売っていくというのは転売でも大事な概念です。
中国輸入のヤフオクリサーチ
基本的にヤフオクでリサーチをしていく場合もamazonと同じような考え方になってきます。
それは過去に売れた商品はなんなのか?という点とライバル出品者がどのような商品を多く売っているのか?という点。
ざっくりでも良いのでAliexpressやalibabaなどを見ていると、どのような商品が中国で売られているのかが分かると思います。
そうして中国製品を先に見ておくことで日本のサイトを見た時に「あっこれはAliexpressでも売っていたな」ということが分かるようになり中国輸入の製品であるということが素早く分かるようになります。
過去に売れた商品を確認していくのに最も適しているのが『オークファン』ですね。
これはかなり有名なサービスです。
無料登録で使える範囲もそれなりに高いのですが、制限もあるのでプレミアム会員になっておいても損はないでしょう。
月額980円です。
僕もプレミアム登録をしていますが、使い勝手がかなり良くリサーチの幅が広がることは間違いありません。
例えばamazonで売れている商品として自転車のスマホホルダーがありますので、そちらのキーワードをオークファンで検索をしてみます。
このようにamazonでも人気の商品はヤフオクでも結構、売れています。
この画像を確認すると『自転車 スマホホルダー』でこの30日で160個程度売れている事が分かりますね。
もちろんメーカー物もあるでしょうが大半が中国輸入の商品であることが分かります。
これだけでもスマホホルダーが月間でどれくらいの商品数売れているのかということが分かりますね。
これが月に10個とかしか売れてないと少々げんなりするような感じになることが予想されます。
さらに深く入っていきます。
オークファンは競合の売上を丸裸にする
先程の検索結果一覧表示で適当に商品をクリックします。
すると商品ページが表示されるのですが右側の中ほどに以下のような部分が表示されます。
そして出品者のIDの部分をクリックすると
そのIDが過去に売った金額、商品、個数など全てが見れます。
これはつまりライバルのヤフオクでの売上がかなり正確に分かるということになります。
自分も分析されたら・・と思うと恐ろしい反面、リサーチでは強力な武器になるのです。
こうしてライバルが過去にどれほどの金額をヤフオクだけで売り上げているのかが分かるのと実績の高い商品を盗むことも可能になります。
つまり、その人がAという商品を過去30日で40個売っていたら、その商品を中国で安く仕入れられないかをチェックして明らかに利益が見込めるのであればチャンスとなりますよね。
簡単に該当の出品者が同じ商品を何個売ったのかを調べるのに早いのが『絞り込み検索』で
キーワードの部分と出品者IDを入力することで、その出品者が同じ商品を何個売ったのかを調べることができます。
ここまでやっていくと最初の糸口さえ掴むことができれば後はライバルが何を売って荒稼ぎしているのかが見えてくるので思考停止状態でも売れる商品がポンポンと見つかってきます。
ヤフオクにはヤフオクのお客さんがいる
基本的に転売をしていると『amazonで買うのが常識』みたいになっていきます。
だってamazonほど早くて安心なサイトを知らないからですね。
でも、それは自分の現実であって他の人もそうとは言い切れないのです。
逆にamazonでは買ったことがなくて楽天でしかネットで買わない・・
amazonでは買わずにヤフオクでしか買わない・・
という方もいるんですね。
またポイントを使いたいという視点からヤフオクで買う人もいると思います。
ですからamazon販売では出会うことができないお客様もヤフオクには多くいるということになります。
amazonと比較すれば、売上的にもしょぼくなってしまうとは思うのですが、逆にamazonだけに依存するというのもリスクがありますよね。
僕は海外amazonでアカウント停止になって100万円近い売上を90日間ストップされた経験もあるのでアカウント停止というのは怖いなと感じています。
ハブアンドスポークモデルで色んなところからお金が入ってくるスタイルを築くことが転売において利益を増やし長期的に安定をさせる秘訣なのではないかと僕は思うわけです。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
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