富澤です。
この記事では何のコネも経験もない初心者でも個人輸出で稼ぐ仕組みを作る方法を解説していきます。
今はネットの普及で個人でも素早く小さなビジネスを立ち上げることができます。
しかも初期投資は限りなくゼロに近ずきつつあります。
それだけに副業としても個人輸出は取り組むことが可能なビジネスモデルとなっています。
その方法と稼ぐコツについて深く掘り下げて解説をしていきますので楽しみにしていてください。
もくじ
個人輸出のやり方、はじめ方
基本的に輸出をする際に必要な許認可のようなものはありません。
ですから今日始めても大丈夫なわけです。
もちろん中には日本国内で取り扱いするのに許認可が必要、そもそも飛行機に乗せて輸送ができないなどの制限があるものもありますから自分が取り扱う品目が大丈夫なのかをチェックしなくてはいけません。
が、一般的なオモチャだとか時計などは別段、許可などは不必要になっています。
個人輸出は『販売する場所』をまず決める
個人輸出を始めるにあたって必要なことが『プラットフォーム』を利用するという考えが必要です。
プラットフォームとはすでにお客さんが沢山いるネット上のモールのようなものです。
例えばamazonやeBayなどが真っ先に挙げられます。
国内で言えばヤフーショッピング、楽天、ヤフオク、メルカリ、、などですね。
自分でゼロからサイトを作ってお客さんを呼び込もうとするのも素敵なアイデアなのですが、かなり時間がかかることが予想されます。
それにショップのコンセプトもマッチしているのかも分からないままサイトを構築していくのは灯りも持たずに漆黒のトンネルを進むようなものです。
プラットフォームの場合はすでにお客さんが沢山集まっているので、そこの集まった人たちに対して商品を販売するということになるので楽なんですね。
例えば無人島に行って店舗を出そうと思います。
しかし電気も水道もガスも通っていないから、そうした設備を整えなくてはいけません。
それが終わったら無人島なので本島から来れるように船を行き来できる仕組みを作って人が来る流れを作らなくてはいけません・・・
ネット上でも全く同じことが言えるのですが、急にサイトを作ったからといって勝手に人が集まるほど甘くはありません。
ネットとはいえ最初は無人島状態なのです。
そんな苦労をするぐらいなら渋谷、銀座、新宿のような一等地(ネット上ですでに人が集まるプラットフォーム)に初期資金が殆どかからずに出店できるんだから敢えて茨の道を進まなくても人が集まっている場所で売りましょうよという話なんですね。
ということでゼロからスタートする場合は基本的にはプラットフォームを用いて販売をしていきます。
それでやっていくうちに方向性が見えてきて絞っていきたいとなったときに自社ショップを構築していくのが良いと思います。
輸出の代表的プラットフォームはamazonとeBayになってきますので、まずはこのどちらかでも挑戦していくといいでしょう。
個人的にはebay(オークション)から始めるのが良いのではないかと思います。
個人輸出を始めるにあたり売れ筋の日本商品を知る
輸出をしていくということは日本の製品を海外に販売していくということになります。
日本の商品は海外でも評判が良く、とても売れています。
ただ具体的にどんな商品が売れているのかまでは知らない方もいると思いますので紹介していきます。
まずはeBayでの過去に売れた日本製品を見ていきましょう。
他の記事でも書いたのですが、こちらでも懲りずに解説していきます。
まずはeBayのトップページに行きます。
赤枠で囲んだ部分のadvancedをクリックします。
そうしたら上の画像のページに移動しますので、一番上のフォームにjapanでもaでもなんでもいいので適当に文字を入力して矢印がある『Sold…』の部分を選択します。
そして下にスクロールしていき上の画像のように発送元を日本にします。
これで検索をしてみます。
という感じでズラッと表示されます。
ここに表示されているのは実際に『売れた』物が表示されています。
しかも日本は出荷元ということになりますので日本人セラーが販売したであろう商品になります。
逆輸入というパターンもあるでしょうが大半の物が日本版、日本製品で固まっているのが分かります。
この検索の仕方は過去90日分が表示されるということなのですがJapanというタイトルが付けられた商品が28万個近くも売れているということが分かります。
これだけの数が売れているということは相当なお金が動いているという意味でもあります。
japanで検索してこの数なのでキーワードを変えて更に調べていくともっと多くの数の商品が海外に販売され送られているということになると思います。
日本人は海外から商品を購入して輸入するとなると、ちょっとした事件ですがアメリカ人の方たちはそういった抵抗が薄いのかもしれません。
それに広い大陸のせいなのか商品到着まで気長に待つという心のおおらかさも併せ持っている可能性があります。
時間がある時にeBayのサイトへ訪問してみて検索をし、どんな日本の商品が売られていて実際に買われているのかというのを見てみてください。
それだけでも色んな発見が待っていることでしょう。
個人輸出を始めるにあたっての仕入れ先
ビジネスでうまくいかないパターンの一つに仕入れた物を売るという悪い考えが原因となることがあります。
「はっどういうこと?」とお叱りを受けてしまうかもしれませんが、例えば「これは売れそうだな」とろくすっぽ調べずに仕入れたとしましょう。
自分の直感を信じたいので、仕入れた商品を嫌でも売ろうと頑張ります。
時間と労力をかけて販売をしているのですが思惑とは裏腹に全く売れません。
すると多くの人は「騙された」「輸出は売れない」「ビジネスは自分に向いてない」と早合点してしまいます。
そうではなくて売れる物を理解してから仕入れをしなくてはいけません。
自分の直感ほどあてにならないものはありません。
先程のeBayでの過去の落札履歴などを見て売れるものの傾向を理解して相場も把握しなくてはいけません。
単純な方法としては例えば下の商品が36.30ドルで売れていました。
eBayの手数料は約10%なのですがPayPalという決済サービスを用いて最終的に日本円で入金されるのですが、そのPayPal手数料も入れると全てで約17%程度が販売手数料となります。
36.3ドル-17%(6.17ドル)=30.12ドル
1ドルを106円で計算して3,192円となります。
この金額がおおよそ入金されるであろう金額ということで、仕入れ値、送料をコスト計算しても利益が出れば良いわけですね。
そこで日本で販売している価格を見てみます。
するとamazonで比較的安く売られていました。
先程の見込み入金額から1,836円の仕入れ値を引くと1,356円になります。
ここから更に送料が引かれるのですが最も安い配送方法を選択するとして600円程度と仮定しましょう。
すると756円が手元に残ります。
まぁダンボール代とかもあると思いますから利益としては、もうちょい少なくなりますね。
こうして売れている商品から逆算して考えていくことで海外と日本の価格の歪みが見えてくるのです。
転売というのは価格の歪みをキャッチして差益を得るビジネスになるので、こうした方法がひとつのスタイルということになります。
で、注意してほしいのは一回売れているから売ってみようだと危険です。
同じ商品が繰り返し売れていないとダメなんですよね。
過去1年で同様の商品が1個しか売れていなければ正直な所、また売れるのはいつになるのかも不明です。
ちなみに仕入れ先としては売れ筋が安く仕入れられるのであれば「ここで仕入れをしなさい」といった決まりごとはありません。
どこから仕入れをしても良いわけです。
ネットショップ関係で見ていくと、
- amazon
- 楽天
- ヤフーショッピング
- ヤフオク
- メルカリ
- ヨドバシ
などなど、、
リアルの場では
- 中古市場(関東では頻繁に行われていて古物商許可があれば出入りできる)
- リサイクルショップ
- 家電量販店
- おもちゃ屋
過去に売れた商品をebayなどで確認していき、その商品がどこで安く手に入れられるのか?という部分を調べていくような流れになります。
個人輸出は無在庫販売も可能である
例えば先程のシルバニアのオモチャを見てみましょう。
画像をご覧いただくと分かりますが、amazonの画像と殆ど一致しています。
こういった新品の商品というのは無在庫での販売が可能なのです。
画像はああいったメーカー提供のような綺麗な画像を用意して『空売り』をするわけです。
手元に商品はないけど試しに出品をしてみるという方法です。
そして売れたら売れたで最安で仕入れられる先ほどのamazonなどから仕入れるわけですね。
amazonは翌日には届きますから、仮にeBayで朝8時に売れたのを確認したとしてamazon.co.jpで10時に仕入れ(注文)をするとしましょう。
翌日の午前中指定にすれば午前中に受け取って、そのまま梱包して発送をするということが可能です。
この出荷までの時間を考えると在庫を持っている人と無在庫の人と何が違うのか?というほどにスピーディーに全てを回すことが可能です。
無理して在庫を持つ必要などはなく無在庫で手軽に出品していく考えを持てばリサーチに多くの時間を注ぐ必要はなくなります。
これはamazon.comで販売する際も同様のことが言えます。
在庫を持つことと、無在庫で販売することの違いを考えた時に大きな差がなければ無在庫で進めた方がリスクは低いということになります。
ただ、明らかに売れ筋が分かっていて無在庫だと利幅が小さくなっているというときは、大量仕入れによって仕入れ値を大幅カットできないか?という考えも必要になります。
その際は卸、メーカーなどに交渉をしていくことになるでしょう。
僕はこうして個人輸出ビジネスで稼いだ
ちょっとここらへんで僕が輸出をなぜ個人で始めようと思ったのか?
実際にどのようにして稼いだのか?
についてお話しようと思います。
僕は輸出を始める前に古本せどり、個人輸入などを調べて実践したのですが、ことごとく上手くいきませんでした。
その理由には自分の知識不足もあったのですが、競合の多さもありました。
で、知人からebayやamazonを使って個人でも輸出ができるということを知って調べ始めたのです。
輸出ってなんか響きも格好いいですし、儲かるならやってみるかなという軽い気持ちでした。
実際にやってみてライバルも多かったのですが、他の転売ビジネスとは違って、そこまで強烈なライバルはいないように感じました。
輸出も中古品を売ったりしていたのですが、本格的な収益に結びついたのが『無在庫転売』でした。
無在庫はamazon.comでやっていたのですが、要は日本のamazonに在庫がある商品をアメリカのamazonに利益を乗っけて出品する。
そして、売れたら仕入れるという方法です。
この手法の優れた点は『在庫を抱えなくていい』という部分に最高のメリットがあります。
また、日本からアメリカに発送するということで売れてから仕入れて発送するまでの、この期間。
この期間がそこまで早くなくても怒られることがないという点で無在庫転売とマッチしていました。
例えば無在庫で出品していた商品が売れて実際に仕入れをして発送するまでに5日間かかったとします。
それでも「まだ送ってくれないんですか!?怒」というメッセージが来たことは殆どありません。
まぁ今の日本はかなり優秀ですので注文をしたら翌日には届くようなスピーディーな仕組みですから無在庫でも、まるで在庫があるかのように注文を捌くことができます。
ebayもそうですがamazonでは日本の商品が結構人気あります。
僕は最終的にメディア関係(CD、DVD)をメインで売っていましたが、文房具やフィギュア、ゲームソフトなども結構な頻度で売れていました。
無在庫と言えどもコツを掴み、ある程度フィードバック(評価数)が溜まるとオーダーの数も膨れ上がるようになります。
一日で200商品売れるということもあります。
無在庫は「後出しジャンケン」のようなもので最初にお金を突っ込まなくていいので精神的負担も少ないです。
仕入れをクレジットカードですると仕入れの支払いもタイミング的に売上を受け取った後に支払いになることもあります。
つまり売上を受け取ってから仕入れ代金を支払いに回すということで資金繰りも楽になる場面があります。
この無在庫については以下の記事にまとめましたので、そちらも合わせて読んでいただくと理解が深まると思います。
では、メインテーマに戻っていきます。
個人輸出の海外発送はどうやって送ればいいのか?
実際に売れた場合は海外に商品を発送します。
日本国内での発送と似ている部分もありますが、違う点もありますし、注意点もあります。
eBay、amazon輸出で自己発送する時の梱包、海外発送方法
こちらの記事でも発送方法や梱包方法について詳しく解説していますので、詳細に知りたい場合は確認することをオススメ致します。
ここでは海外発送の全体像について解説しますね。
まず海外に商品を発送する場合は『日本郵便』を使うことになります。
もちろん、ヤマトなども海外発送のサービスは提供していますが、送料的に日本郵便が圧倒的に安いです。
小型包装物というサービスがあり、それは2キロ以内で三辺合計90cm以内であれば使うことができるサービスです。
これが最も安く送れる方法で、300gの荷物なら航空便で10日から20日程度で配達され600円です。
それよりは時間のかかるSAL便というサービスであれば300gの荷物は380円で送れます。
SAL便は飛行機の空きスペースを使って送るので日本国内を出るまでに時間がかかるという感じになっています。
ちなみに海外では破損することも少なくありません。
それは荷物の扱いも悪いということも考えられますが、飛行機や貨物車などのお客様宅に行くまでのプロセスが非常に多いことからダメージも多くなるためです。
そのため、理想としては壊れにくい商品をチョイスして販売するのがオススメです。
個人輸出で稼ぐ仕組みを作るために
ここまでざっくりではありますが売れている商品から逆算して、まず売ってみるという話をさせていただきました。
また売る場所はゼロから自分でサイトを作るのではなくて、人がたくさん集まっているプラットフォームで販売を開始するのが最も早いという話をしました。
そこから確実に稼ぐ仕組みを作っていくために最初に必要なことが『短期間でまずは販売をしてみる』ということです。
それは1ドルでもいいし10ドルでもいいのでとにかく何か売ってみることです。
身の回りの不用品をeBayで売ってみても良いと思います。
僕も最初はeBayでゲームボーイソフトのポケモン緑を試しに売ってみて瞬殺で売れたことが一つの衝撃的な出来事でした。
頭の中でイメージだけしているのと実際に売れて入金をされるのでは全く違います。
ですから「あっ本当に売れるんだ」ということを一刻も早く体験することが大事です。
勉強だけして売りもしないでズルズルと時間ばかりが過ぎると、どういうわけかモチベーションが低下していきますので学んだら即アウトプットするようなイメージが必要です。
一歩足が前に出れば反対の足も前に出しやすくなるように少しでも前進すれば物事が進みやすくなるものだと思われます。
稼ぐ仕組みと言いましても方法は無数に存在しているので、どれが正解不正解ということはないのですが、最低限売り続けなければ売上は立たないという原則がありますので一度始めたら上手くいくまで手を休めないというのが稼ぐ法則です。
個人的にはamazon.comで販売をしてくなら中古、新品問わずに無在庫でまずは販売していくのが良いと思います。
その方法については他の記事でも触れていますので参考にしていただけると嬉しく感じます。
【amazon輸出】無在庫の始め方 〜リサーチ方法と儲かるコツ〜
eBayに関しては個人的には中古の方が利益を出しやすく稼げる場所だと思います。
オークションという性質上、希少性の高いものであったりコレクター性質の商品が多く出品され、それを欲する人も多く集まっています。
具体的にeBayで販売していく日本製品をピンポイントでリサーチして見つける方法は以下の記事が参考になります。
eBay輸出で中古が売れない、儲からないのは仕入れ先と売り方がズレているからだ
一昔前であれば個人が輸出をするなんて考えられなかったことだと思いますが、今では普通にできます。
しかも簡単に。
英語能力がなくてもグーグル翻訳などを使うことで何が書いてあるのかを理解することはできます。
オススメなのはグーグルクロムというウェブブラウザを使用して拡張機能でグーグル翻訳を入れます。
すると上の画像のようなアイコンが追加されます。
翻訳したいウェブページに行った時に、このアイコンをクリックすると日本語に変換してくれる便利なツールです。
まぁ変な日本語になるところもあるのですが、意味は理解できると思います。
それに今はAIの進歩が早いそうなので、そのうちに翻訳も極めて精度の高い翻訳になることが予想されます。
ちなみに僕は英語は全くできませんがグーグル翻訳をフル活用してゼロからスタートしました。
忙しくなって稼げるようになってから初めて翻訳という外注さんを見つけるようになったのです。
転売は歪みを探すことから始まる
この世は歪みで溢れています。
タイの商店街で数十円で売られている服が日本では2千円とかで売られていることもあります。
これも歪みですよね。
この記事ではアメリカという国に絞った話をさせていただきましたが、今は中国なども活発になっています。
そういった国のオークションやショッピングサイトなどに参加することができれば販売数も上がると思います。
絶対にアメリカから始めなくてはいけないというルールなんてなく歪みを見つけることができれば転売はうまくいき稼ぐことができるようになります。
それとライバルが少なければ少ないほど言うことはないのですが、そうそう上手く見つけられるものでもないので、まずは深く考えずに最初の1個を売ってみる。
ということを意識してやっていくのが良いと思います。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
感想や質問がある場合は以下のコメント欄にお願いします。
コメントを残すということは自分の頭の中の整理、つまりアウトプットに最適です。
アウトプットは記憶の定着にもオススメなので、せっかく覚えたことを忘れないためにもコメントを残してくださいね。
初めまして。
海外出張の多い友人が日本のお菓子の需要が多いので個人輸出を一緒にしないかと言われ、今色々調べているとこほです。
お菓子の輸出の場合、梱包が甘くて輸送中に砕ける以外にどういった問題点というか注意点がありますか?勉強不足で申し訳ありません。
ご教示いただけると幸いです。
野村様
コメントありがとうございます。
野村様が挙げていただいた問題点以外に
特に問題はないように思います。
ただ国によっては成分がアウトな場合もあります。
そこはご自身で調べられてから
やられるのが良いのではないかなと思います。
またお菓子は確かに人気がありますが
・どこで仕入れてどこで売るのか
が肝要だと思います。
すでに海外のネット上では
日本のお菓子を売っている人は
かなりいらっしゃいます。
なので一捻りいれないと
儲けるというのは難しいかと思います。
とはいえ深く考えずに
まずやってみるというのが良いです。
結果をみて良し悪しを判断するのが
最も結論が早いですからね!
頑張っていきましょう。
また質問や要望がありましたら
いつでもメールください。
富澤
早速お返事、ありがとうございます。
大変初歩的な質問で申し訳ないのですが。
食品添加物は各国それぞれ許容範囲が違うのはわかっているのですが、輸出する際にそれらをチェックしてないと税関で引っ掛かるということなんでしょうか?それともランダムにチェックされて万一禁止添加物があると没収される、ということになるんでしょうか?
今は儲けよりもビジネススタイルを習得するのも目的なので、まずは一歩踏み出してみようかと思います。
ありがとうございます。