富澤です。
これからamazon輸出を始めようと考えた場合にどれくらいの費用が必要なのか?
そんな疑問を抱えている方もいるかも知れません。
結論から言うと初期費用は殆ど『ゼロ円』です。
しかし、当たり前の話ですが無在庫であれば売れたら仕入れをする費用であったり梱包資材、発送費用などがかかります。
在庫販売であれば最初に商品を仕入れる必要があります。
そういった観点から費用な初期費用というのは稼ぎたい金額の倍以上は欲しいところ。
しかし最初からまとまった資金を用意するのは難しいです。
そこでクレジットカードを使って仕入れをする人が転売では一般的になっています。
この記事では僕の経験も踏まえてamazon輸出を始めるにあたり初期費用やリスクについて解説をしていきます。
もくじ
amazon輸出を初心者が実践するメリット
今は情報がいくらでも手に入る環境になっています。
お金を稼ぎたいと思って本屋に行けば、副業関連の本はたくさん並べられていてネット上にも様々な手法が公開されています。
それだけに副業を実践する人も増えているのではないかと思います。
すると当然ですがライバルも増えるわけです。
国内のamazonでは『せどり』を実践する人で溢れているのが現状です。
それはamazon.comでも同様の事が起こっています。
つまり多くの日本人の方がamazon.comで販売活動をしています。
ライバルが多いのは間違いはないです。
しかしamazon輸出においては少々、特殊な点があり無在庫販売をできます。
厳密にいいうとamazonは無在庫をOKしてはいないでしょうが・・
無在庫は日本に在庫があるものを出品して売れたら仕入れて海外に発送をするという方法。
これは在庫を抱えるリスクがなく初心者にもオススメの手法です。
やはり未経験の段階では在庫を抱えるというのはストレスを感じます。
最初から手出しの資金が必要ないという転売の方法はamazon輸出の魅力だと思うのです。
amazon輸出のデメリットとリスクについて
amazonに限らずプラットフォームと呼ばれる場所で販売をするということは運営している会社のルールを守ることができなければアカウントの停止など厳しい処罰が待ち受けています。
楽天などでも今までは普通に販売していたのに他の事業者が商標を登録して楽天に訴えかけると今までは問題なく売れていた商品も突然として販売が禁止となり売上が凍結されることがあります。
amazonでもルール違反でアカウント停止(サスペンド)になると90日間は売上が凍結されて完全に販売禁止になります。
またプラットフォームのポリシーなどは膨大な量もあって全てを把握して販売をすることは非常に難しい。
そのため自分ではそのつもりはなかったのに、いつの間にかルール違反をしていて、それが表沙汰になり停止となる場合もあります。
僕もamazonでサスペンドの経験をしており、その理由は『知的財産権侵害』というものでした。
amazon.comなどでは一部のメーカーの商品を販売するとメーカーなどからクレームが入ります。
すると知的財産権侵害ということで警告、もしくはアカウント停止となってしまうのです。
それで僕は停止となって200万近い売上を90日間も凍結されて販売権を剥奪されてしまいました。
まぁその後にアカウントを作り直してシレッと販売していたのですが・・
このようなリスクがあります。
90日間も売上の送金がストップされてしまえば資金繰りは急激に悪化しますからクレジットカードで仕入れをしていれば支払いにも困ることになると思います。
amazonのポリシーを守って販売をしていれば問題ないですよと言い切りたいところではあるものの、どんなに気をつけていても知らぬ間に違反をしていたらどうしようもありません。
プラットフォームで販売していく上では避けようもないことではありますが、このようなリスクがあることを理解しておいてください。
amazon輸出に必要な初期費用
amazonのセラーアカウントには2種類あります。
小口と大口です。
小口というのは月額費用などはかかりませんが販売の度に高めの手数料が引かれたり、使えない機能があったりします。
大口は月39.99ドルで機能は全て使うことができます。
この機能が問題でして無在庫などの場合はCSVを使って一括登録や更新をします。
その機能が大口でないと使えないわけです。
ですから無在庫で攻めていきたい場合は最初から大口登録で良いと思います。
月額費が3ヶ月無料などのキャンペーンも時折やってますので、そういったタイミングで登録することができたら本当に初期費用というのはありません。
必要な軍資金はいくらなのか
冒頭でも書いたように稼ぎたい金額によって必要な資金というのは変わります。
例えば利益が売上に対して2割程度でる。
つまり20万円を儲けたいと考えるのであれば100万円の売上が必要になります。
(利益率、原価率、粗利率など計算がわかりにくい部分もあるのでシンプルな説明で進めていきます。)
100万円の売上を作って20万円のキャッシュが手元に残るということは80万円の出金が必要になるわけですね。
ということは20万円を稼ぎたいなら80万円という金額を現金、クレジットカードで融通できるようにしておかなければいけない。
ということになります。
利益が半分くらい残るのであれば40万円の売上で20万円のキャッシュが残るということにもなるので、利益率が良い商売というのは素晴らしいです。
amazon輸出の場合はコツさえ掴めば数は多く売れます。
しかしながら利益率はそこまで高くないです。
2割程度も利益が出たら良いと思っておきましょう。
そこに対して手続きなどをすることで『消費税還付』といって仕入れの際に支払っている消費税が税務署から還付されるという恩恵もあります。
話がそれてしまいましたが仕入れや送料などで必ず必要な経費や原価がありますから、稼ぎたい金額によって必要な金額は異なります。
amazon輸出の場合は利益率としては2割もいけば良いほうなので20万円稼ぎたいなら80万円は最低限でも必要。
40万円なら160万円といった感じで考えておけば問題ないと思います。
クレジットカードで仕入れをする
最もコストとしてかかるのが仕入れだと思います。
国内転売、輸入転売、輸出転売などいずれの方法でも仕入れにはクレジットカードを使う方が多いです。
僕も始めた時はクレジットカードを作れるだけ作って仕入れに回していました。
厳密に言うと個人のクレジットカードは仕入れなどを禁止している場合がありますが、一度もクレジットカード会社から用途を聞かれたことはありません。
ですから大丈夫だとは思いますが、最近はクレジットカードのセキュリティが厳しいときもあって使用の目的などを聞かれる場合もあります。
その際に仕入れに使っているとは答えないほうが良いとは思います。
以前にクレジットカードについて書いた記事がありますので、そちらも参考にしていただけると転売で使うクレカの注意点が分かると思います。
amazon輸出の必要資金とリスクのまとめ
利益率次第で必要な軍資金というのは変わってきます。
数多く売っていくことで売上を立てていくことになると思うのですが、全ての商品を均一に2割の利益を出すということは困難です。
利益5%で売れた商品もあれば50%で売れる商品ある。
時には赤字になってしまう商品もあるでしょう。
そういった全体の数字を出した時に20%の利益だとか15%の利益に落ち着いていくものです。
なぜ均等にすることができないのかと言えばライバルの存在があります。
どんなに利益率50%は確保したいと思って出品価格を設定していても、それよりも安く提供しているライバルがいれば当然ですがそちらの方が売れます。
そして自分は売れなくなってしまいます。
ですからライバルの価格とも合わせていく必要があるわけです。
そのため現実的な数字に落ち着くというのがamazon輸出。
必要な軍資金は稼ぎたい金額の最低でも倍以上は用意する必要があります。
しかし現金で用意する必要はなくてクレジットカードの枠も自分の駒となります。
また送料も後払いである『後納契約』をすることで月末締めの翌月末払いにすることができます。
最初にドカンとお金を用意しなくてはいけないというのは間違った考えで手持ちの現金が少なかろうがビジネスとして始められるのがamazon輸出の特徴です。
特に無在庫販売ですね。
しかしリスクとしてアカウント停止(サスペンド)といったものもあります。
販売権の剥奪だけでなく売上金の送金が90日間凍結されてしまう現象があります。
昨日までは大丈夫だったこともポリシーの変更で急にダメになるといったこともあるので最新の情報収集はしておく必要があります。
また知的財産権侵害は避けたいので出品するべきでないメーカーなどは抑えておきましょう。
今回の記事ではamazon輸出はなんか儲からないし、リスクが多いと感じさせてしまう文章となってしまったかもしれません。
しかし、歯の浮くような良いことばかりを列挙しても意味がありません。
悪い部分を隠して良い点を強調してメールアドレスなどを収集して自分の教材などを販売する人は多いですが、しっかりと注意点やリスクなども理解しておかなければいけません。
自分の身を守るためにも・・
ま、まぁ深く考えすぎると何も行動できなくなる場合も多いので、ある程度は行動することを優先した方が良いとは思うのですが。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
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