富澤です。
これまでに転売を長くやってきて突き詰めると『仕入れ』が全てだと感じています。
仕入れの問題さえクリアすることができれば継続的に利益を享受し続けることが可能です。
ただ、言うのは簡単ですが、その仕組みを作るまでが非常に大変です。
この記事ではCDなどメディア関係に重点を置いて『仕入れ』とCD転売で儲けるためのコツを解説していきます。
CDは終焉を迎えつつある商品ではあるが..
随分と前から「CDは売れない」と言われています。
その背景には言うまでもありませんがデジタル化が進んで、わざわざCDを買わなくてもインターネット上で音楽を買ってダウンロードでき、すぐに聞くことができるからでしょう。
これほど便利な時代になってしまうと、わざわざCDを買う理由が無くなってくるわけです。
日本レコード協会が公表しているデータでは2013年はCD関係の生産量が約2,000億円で2017年は約1,700億円とジワジワと低下傾向にあることが分かります。
その反面、デジタル配信系は成長しています。
ただし、こういってしまうとCDの転売は儲からないと思われてしまうかもしれませんが、今のところはそんなこともありません。
まだCD転売でも稼ぐことは可能だと思います。
CDも仕様を変えたり、初回限定などの特典を付けたりして売れやすい工夫をしています。
コレクター気質の方であれば、そういった特典などは手にしておきたいはずです。
そうでなくても全く売れないということでもないので、そこそこに売れている間はCD転売は通用すると思います。
僕自身もCDの転売を結構してきて、色々と調べたりチャレンジしたことがあったので、その中からこれからCDを扱って転売をしていきたいという方の参考になるような話をできればと思っています。
新品CDの仕入先とは
新品のCDを仕入れようと思うと真っ先に思いつくのが『卸』です。
ただCD業界というのはガチガチな業界だと僕は思っています。
というのも新品CDを仕入れようと思い調べていると大抵の場合は大手の2社に行き着きます。
- ハピネット
- 星光堂
の2社です。
僕は以前に本気でCDの仕入れをしたいと思っていたので、新規取引の問い合わせをしたことがありますが、およそ取引しようとは思えない感じでした。
仕入れの掛け率については、あまり公言してはいけない気がするので書きませんが、基本的には月に最低100万円は仕入れをしないといけません。
また、保証金として2ヶ月分の仕入れ金額を担保として預ける必要があります。つまり200万円。。
片方の会社に関しては『優良資産を有する親族以外の第3者(2名以上)』といった条件まで突きつけられました。
「お、お固い・・」と身が震えたのを昨日のことのように覚えています。
ただ僕はそう簡単に引き下がるのもつまらないと思ったので担保だけで良いという方の会社に正式に新規取引のオファーをしました。
すると『信用調査』をさせていただくということでした。
商工会議所や帝国データバンクなどを使ってですね。
これで僕は結局、落ちてしまって取引となりませんでした。
当時は会社を興したばかりでしたし信用もないのは当然だったと思います。
しかしながら、こんな固い感じなら別に良いやと思ったのも事実です。
ただ、担当してくれた方が親切で「あなたのような人たち向けに業者を紹介しているよ」と教えてくれました。
結局はその業者から新品CDを仕入れするようになったのですが、仕入れとしては定価の8割程度。
amazonやHMVでは殆どのCDが20%オフとかで売られているので、その業者を使うメリットとしては新謡の発売されたばかりで割引されていないCDなどを仕入れるか、他では在庫切れで卸にはそのCDがあるといった場合のみ使用することが多かったです。
当時は客観的に見れない自分がいたのですが、今となっては新品CDなどを卸から仕入れて販売するといったビジネスモデルは無理があるように思います。
だってamazonから買ったほうが安いことが多いし、すぐに届くからですね。
ただし、卸の即納できる在庫と反映させて無在庫で販売して、売れたら卸業者に注文を入れるといった感じなら、まだ良いかもしれません。
卸業者以外から新品のCDを仕入れようと思うと、新品CDを販売してる小売店という選択があります。
在庫処分などのセールでは新品CDが半額などで入手可能な場合もありますが、その中から売れやすく利益を取れるCDを発掘するのは難しい部分もあるでしょうが、可能性はゼロではありません。
中古CDの仕入れ先とは
中古の商品を仕入れようと思った場合も、その方法は多くありません。
- 個人からダイレクトに買取をする(古物商が必要)
- 中古を扱う店から仕入れる
といった感じになります。
買取をするのはハードルが高いと感じるかもしれませんので深くは触れませんが、仕入れとしては最強です。
僕も買取ビジネスをやっているので、買取が最強なことは身をもって理解しています。
なぜ最強なのかと言うと、利益が確定する仕入れをするからです。
小売店で仕入れようと思った場合は『価格』の値札が付いていて、その価格から販売先であるamazonなどと比較して利益が出るのか?ランキング推移などで、どれくらいの期間で売り抜くことができるのか?といったリサーチが必要になります。
買取の場合は「これを売りたい」といって差し出されるので、その商品の相場を調べて自分が得たい利益の幅で値付けをします。
ランキングがどうとかは、そこまで関係なくて仮に売れにくい商品であれば買わないか1円といった選択も自分が全てできるわけです。
つまり仕入れ価格のコントロールがある程度は可能なだけに買取は最強なのです。
しかしながら、「じゃぁ買取を始めよう!」と思っても簡単に出来る人は少数派だと思いますので、あくまでも小売店で仕入れをしていくのが楽な選択だと思います。
ただ最近はブックオフなどもamazonと価格を合わせてきているので、価格差が大きい商品を見つけるのは一苦労なことが多いそうです。
ですが地道にやっていけば、見つからないこともないと思います。
あとは倒産、閉店した店から買取して、まとめて販売している業者などもありますので、そういった業者から量を仕入れてバラで売って利益を積み上げていくといった方法もあります。
CDの転売で儲けるためのコツ
僕の場合はCDを海外に輸出することで稼いでいました。
中には輸出禁止のCDもあるので注意が必要ではありますが、海外での販売だと価格差があることが多いです。
日本国内の場合だと先ほども書いたように他のブックオフやネットオフなどはamazonの価格に合わせるのでネット仕入れでネット販売といったモデルで稼ぎにくいです。
そうなると実店舗で仕入れてネット販売をするといった感じのせどりならまだなんとかなりそうですが、少し労働になってしまうところがありますね。
その方法については以下の記事で解説していますので参考にしていただけると幸いです。
→amazon輸出 初心者でも儲かる無在庫転売の方法6ステップ
あと僕がCDを販売していた時に頻繁に起きていた事象としてはアーティストが亡くなったり逮捕されたりすると一時的に爆発的需要が生まれます。
昨日までは1,000円だったCDが、そのアーティストが亡くなったニュースが流れた翌日には10,000円まで値上がりしてしまうといったことがありました。
これは瞬間的に需要と供給のバランスが崩れるからですね。
買いたい人は多いのに提供している販売者は少ないので、どんどん在庫が売れていき価格が高くなっていくわけです。
こうした瞬発的な需要を早い段階でキャッチして仕入れを行うことができれば、稼ぐチャンスもあります。
CD転売は大きく稼ぐには工夫が必要になってきますが、コンスタントに売れているジャンルではありますのでまだまだ稼げると思います。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
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