富澤です。
オークションを使って転売をしようと思った場合は中古が利益を出しやすいです。
その中でもカメラや楽器、オーディオなどは国が変わっても人気があるジャンルです。
その中でも今回は釣具で転売して稼ぐ方法について解説をしていきます。
ヤフオク仕入れでebayで販売することで利益を出すことは可能なのですが、それに至るまでのコツや注意点もあります。
その辺りも詳しくお話させていただきます。
もくじ
オークションサイトを使って転売で稼ぐ戦略
すぐに本題に入りたいところですが、なぜに中古の釣具が海外で売れるのかという本質の部分についても理解しておかないとテクニックや具体例を聞いても即応用は難しいです。
なので、まずオークションという場所の原理を理解しておきましょう。
まずインターネット上で売買できるサイトでは、それぞれ求められている物は異なります。
amazonとヤフオクでは求められているものが違います。
BUYMAとヤフオクでも求められている物、売れ筋は異なります。
ヤフオク、ebayなどで入札が集中するものはコレクター商品、廃盤になった商品などです。
もちろん新品なども売られていますし、実際に売れています。
ただ弱小個人規模で稼いでいきたいと思っていて、なおかつそういった中古メインのサイトで販売していこうと思ったら、この原理というのは重要です。
例えば、レコード。
レコードはamazonでは殆ど売られていません。
ところがebayやヤフオクでは常時何十万と出品されてます。
それに対して買う人も一定数いるわけです。
どういう人が買うのかと言えば、昔の音質が懐かしくなり「やっぱりレコードだよね」と目覚める人もいるでしょう。
中には特定のアーティストのレコードの更に特定の品番の物を集めているといったコレクターもいらっしゃることでしょう。
特に後者のコレクターの方は自分のコレクションのためなら大金でも払う覚悟があります。
その証拠にレコード1枚で10万円とかで落札されていることが多々見受けられます。
オークションというのは本来こういった場所なのです。
希少性の高いものが出品されて、それを欲しいという人が自分の予算で競り合う。
最も落札価格が高くなるパターンです。
ただ、こう聞くとまるで希少性の高いレア物を売らなければいけないと思われてしまうかもしれません。
しかし、そんなことはありませんね。
比較的流通している物でも仕入れ先と販売先を変えるだけで差益を得ることは可能です。
中にはヤフオク仕入れでヤフオク販売で利益を取れることもあるでしょう。
それはやはり中古という性質がゆえだと思います。
「当方専門知識がなくジャンク扱いです」と出品されていれば落札者も身銭切って買うわけですから不安です。
そういった物は安くなる傾向にありますが、逆にそういった物を仕入れて簡易的な清掃と知識豊富な商品説明をして落札者の不安を取り除くことで平気で数千円から数万円も落札額が変わるということはあります。
これが中古の面白いところであり、深いところだと思います。
さて、それでは釣具について話を進めていきましょう。
日本の釣具を爆買いする外国人
日本製品というのは海外では本当に人気がありますね。
カメラなんかはニコン、キャノン、マミヤなど人気があります。
ebayの落札履歴なんかを見てもカメラのカテゴリーは非常に熱気を感じます。
釣具に関しても実は人気があります。
シマノ、ダイワといった日本でも定番の釣り具メーカーは海外でも支持されているようです。
こちらはタイトルに『daiwa』『shimano』と入れてカテゴリーをフィッシングカテゴリーに絞って30日間で検索したものです。
トータルセールス額がどちらも約1億円ほどもあります。
これは新品も中古も含んだ金額になりますが、大きな市場であることはお分かりいただけたのではないでしょうか。
僕は以前に釣りにハマった経験があるのですが、これも趣味というより段々、収集という感じになっていきます。
ルアーとかそんなに沢山あったって使わないだろ!と自分でも分かっているのですが無性に欲しい感覚に襲われて気がつけば買っている・・
そんな中毒性の高いとろこがありますね趣味は。
そんなことはどうでもいいですね。
さて、釣具がなんとなく良さそうだと分かりましたが、それで具体的にどのようにリサーチを進めたら良いのか?と考えるとどうしたらいいのか分かりません。
ですからリサーチをシンプルにするためにも絞り込んでいくことがオススメです。
釣具転売のリサーチ方法
釣具と言っても実に多くのアイテムがあります。
- 竿
- リール
- 糸
- ルアー
- バッグ
- ケース
などなど、他にもあると思います。
この中のどれかに絞っていきます。
本来は小さくて軽いものなんかは扱いが楽なのでオススメです。
例えばルアーとかですね。
しかし、今日は分かりやすくするためにリールで解説をします。
リールにも実は種類があります。
大きく分けて、
- スピニングリール
- ベイトリール
- 電動リール
です。
これらは釣りの種類、仕方によって使うリールが異なってきます。
例えば僕はブラックバス釣りをやっていたのですが、軽いルアーを投げる時はスピニングリールで重たいルアーを投げる時はベイトリールと使い分けをしていました。
釣りをやっていない人からしたら竿とリール1個ずつで良いだろと思うんでしょうが、なんでしょうかね、、
やっぱり使い分けたいんですよ。
最終的には8本くらいの竿とリールで僕は細かく使い分けていました。
まぁそんなわけでリールの種類にもそれぞれ存在する理由があります。
電動リールというのは基本的に船釣りをするときのために使用します。
船に乗って沖まで出て船長が魚群探知機を確認して「何メートルのとこに魚!」みたいなことをきっと言うのでしょう。
その時に仕掛けを底めがけて落とし込んでも普通は何メートルまで沈んだのかなんて分かりません。
そのため電動リールであれば何メートルもぐしたのか一発で分かります。
そして自動で巻き上げる機能までついているので負担が少ない。
こうした釣り方をする人にとっては電動リールというのは必須なんですね。
基本的に海が近くにあって船釣りをする人は漏れなく電動リールを買う可能性があるわけですが、その中の1人が「こないだ日本のシマノの◯◯って電動リール買ったんだけど、最高だよ!」などと言っていれば、それを聞いた愛好家は必ずチェックをするでしょう。
僕の想像ですが、おそらくこのようなやり取りが数多(あまた)の海上で実際にあって日本製の電動リールは人気があるのだと思われます。
さて、このようにして先ほどの大きな釣具市場というところから1つ深く入ったリール。
そして更に1つ深く入り絞り込んだ『電動リール』というところまで来ました。
これによって調べるべき商品数が減ったわけです。
あまりにも獲物が多いと目移りしてしまい、どれから狙えば良いのか混乱しますが、獲物が少なければ少ないほど確保しやすい獲物がどれかを見極めることが用意になります。
釣具は古い物が狙い目
僕はこれまでに多くの時間をリサーチで使ってきました。
その中で釣道具のジャンルを見ていた時に1種のパターンのようなものを見つけました。
電動リールという縛りでリサーチをしていても利益が出すことが困難な物もあれば、「えっこんなに価格差があるのか」という物まであります。
そういった物をピックアップしていくと共通点があります。
それは廃盤などになっているような古いリールが価格差がある
ということです。
現行のリールなどでは業者のようなところもガンガン売っていますので弱小個人では中々つけいる隙がないというか、利益が取れないことが多い。
しかし、ヤフオクで安く仕入れてebayで販売するという横流し的な感じでリサーチをした時に古いリールは価格差があって利益が取れることが多いです。
これが分かると古いリールに的を絞ってリサーチをすることもできるのですが、発売年とか調べるのにも時間がかかってしまいます。
中には情報が少なすぎて、いつ発売されたのか分からないものまであるでしょう。
そこで細分化をしていきます。
シリーズで見ていくというリサーチ
例えばダイワには『タナコン』という電動リールのシリーズがあります。
シマノには『電動丸』といったシリーズです。
これ以外にもシリーズは多々あります。
で、例えば電動丸がebayでいくらで売れているのかを調べるとしましょう。
ebayで検索する際は『dendou maru』です。
すると電動丸でも更に型番がたくさん存在します。
人気がある型番のリールもあれば人気のない型番のリールもある。
価格もそれぞれです。
そこでリサーチを効率よく進めるためにリスト化することをオススメします。
どういうことかというと、大半の場合は『その商品の相場』というものが存在します。
転売は売れ相場から逆算して仕入れを行いますから相場が分からなければ、いくらで仕入れれば良いのかも分かりません。
それに実際に人気があり、売れている物を仕入れなければいけません。
たまたま1つだけポンと売れたのを参考にしても実際に自分がそれを仕入れて売っても次に売れてくれる確証はありません。
しっかりと差益を取れて、かつ短期間で売れてくれる。
弱小個人であまりお金がない状態なら、これを徹底するべきです。
先ほどの『dendou maru』というキーワードでebayで検索をして過去90日で調べてみると凡そ売れる型番と売れてない型番というのが見えてきます。
手作業でも良いので、エクセルやスプレッドシートにリストアップしていくと良いですね。
例えばこんな感じ、(電動丸シリーズ、1ドル=110円)
これは最後にちょっとしたミステイクがあって平均落札額に送料を入れてなくて後から全てに20ドルを足しました。
あと思った以上に電動リールは重量があって実送料を1860と見立てていますが、実際はそれよりもかかるかもしれません。
まぁあくまでもシュミレーションでございますので参考程度にお考えください。
自分が得たい利益率などによっても上限仕入額というのは変動することでしょう。
こうしてリストにして可視化することで過去の販売数なども見えてきます。
90日間で6個しか売れてないとなると、月2個とかのペースです。
しかもライバルがいることも予想されるわけですから必ず自分が売れるとは限りません。
そうなると最低月3個は売れてないと・・とか自分なりに検討すべきことが浮き彫りになります。
資金に余裕がないことが殆どでしょうから、できれば月に多く売れている商品を安く仕入れて売りさばきたいでしょう。
その場合は神経質な選別が求められることになると思います。
僕だったらヤフオクでアラートを設定して例えば『電動丸 TM4000』とかで設定します。
それで出品されたら通知が来るので、その商品を確認して問題がなければ上限仕入額まで入札を入れて放置しておくか、スナイプ入札ツールを使って終了時刻前ギリに入札予約をしておきます。
想定の仕入額よりも安く落とすことができれば、それだけ利幅を増やすことができますね。
で、タナコンシリーズや他のシリーズもリストアップしていって獲物の数をジワジワと増やすようにします。
釣具(電動リール)の動作の確認
不思議なもので人間は自分に知識がないものへは「自分にはちょっと」というブレーキがかかります。
カメラなんかも用語がいっぱいあって『バルサム切れ』とか『アタリ』とか『露出計・・』などとあります。
カメラに詳しい方からすれば「まだそんな事言ってるの?」みたいな簡単な用語でも、その道を知らない人からすれば「バルサムって一体なんなんでしょう」と??状態です。
しかし、少し調べれば「あぁはいはい、そういうことね簡単じゃん」みたいなことって本当にあります。
要は自分で調べるか調べないかですね。
電動リールに関してもそこまで難しいことはありません。
ケーブルとバッテリーがあれば動作確認は可能です。
その方法は例えば『電動丸 3000 説明書 PDF』とかで検索すればネット上で公式の説明書を見ることが可能です。
1つでも動作確認が分かると他のも同じようなものですから応用すればいいだけということが多いです。
これをするのとしないのとでは売価にも大きな変化があります。
その証拠に電動リールの落札履歴などをヤフオクで確認してみてほしいのですが、「動作方法が分かりませんのでジャンクです」みたいな感じで出している人が多いです。
意外とそういったジャンク扱いパターンは届いてみたら全然普通に動作するということが多いです。
調べるのか調べないのか、知識を付けるのか付けないのか、ひと手間を加えるのか加えないのか。
これが圧倒的な分かれ道になったりするんですね。
こうして1つを突き詰めていくことで共通点だったりコツというのが掴みやすくなります。
その概念は他の分野でも活きると思います。
例えば釣道具を極めていくとルアーなんかにも手を広げたとしましょう。
日本のルアーは海外でも人気があったりしますが、逆にアメリカのルアーが日本で人気というパターンもあります。
heddonというルアーメーカーがあるのですが、これはオールドになると1個で5万円とか平気でします。
しかも入札が殺到します。
オールドということは、ある意味で骨董ですね。
骨董も同じ茶碗、同じ作家でも作風や共箱(木箱)の有無によって金額は変わります。
ルアーでもあるんでしょうね。
この年代のこのタイプは希少だ!みたいなものが。
そういったのを突き詰めていけばebayで安くルアーを輸入してヤフオクで販売するというのもイケルと思います。
タックルボックスというルアーを入れるボックスもアメリカのUMCO(アムコ)というのは型番によっては、そこそこでヤフオクで取引されていて、例えば3000Uは3万円以上みたいな感じです。
市場→メーカー→商品→型番
などと絞って絞って、大きな市場の中の本当に小さい市場でリサーチをしていくと作業も楽になりますし共通点を見つけることができたら利益が取れる商品もピックアップしていけると思います。
参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
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必ず目を通して返信をさせていただきます!
とても親切丁寧で有用な資料でした。私のやりたいことの道筋が見えてきました。ありがとうございました。感謝申し上げます。
和田様
コメントありがとうございます。
そう言っていただけて、
とても嬉しいです。
頑張りましょうね。
富澤 順