amazon輸出ビジネスは難しいけど稼ぐやり方があった

富澤です。

注意
この記事では僕がゼロスタートで個人輸出を始め、そしてamazon輸出を突き詰めていった物語です。

ストーリーとして書かれているが、実際は稼ぐためのエッセンスがかなり詰め込まれていまるから楽しく読み進めながらamazon輸出を上手くいかせるためのノウハウも学ぶことができる。

しかもそれらは難しくなく、あなたも実践可能だ。

偉そうに四の五のとブログでは書かせていただいてるが僕にも稼げない暗黒時代があった。

当時は、その先の見えない漆黒の無限トンネルから抜け出せるのかと不安だったが、いつしか抜け出せていた。

ただ、その当時は抜け出すまでが本当に長く感じてクレジットカードの請求や光熱費の支払いなどにもビクビクと怯えていた。

恥ずかしい話だが友人から貰った出産祝いなどを家賃や光熱費の支払いに回してやりくりしてたほど生活には困窮してたのだ。

在職時に作っておいたクレジットカードだけが頼みの綱で必死に無限トンネルの抜け出し方を模索していた。

この記事では僕がamazon輸出を始めて、どのように稼げるようになったのかをざっくばらんに書いていく。

回想しながら構成は無視して書いていくので読みづらい点があるかもしれないが容赦いただきたい。

「なんで、ですます調で書かないんだ!敬語を使え生意気だ!」と思われるかもしれないが、どういうわけか、ですます調で書くと調子がでない。

そんなわけで、早速本題に入っていく。

数年前の寒さ厳しい1月の冬だ。

ebayで輸入をしてみたら

僕は輸出を始める前に実はebay輸入を実践してみたのだ。

その当時、有名な方の転売の本を読んで「こりゃすごい!」と純粋に感激して自分もやってみた。

ところが何時間かけてebayを睨めっこしても利益が取れそうな商品が見つからない・・

最終的には何か買わなければと焦って意味の分からない商品をebayで買っていた。

確かオーディオのアンプのようなもの。

重さとか一切、考えていなかったので送料が1万円以上したのを覚えている。

商品代金と送料を足したら3万円程度を支払ったと記憶しているのだが、それをヤフオクで1円スタートで出品してみたら2万円で売れた。

マイナス1万円という赤字もなんのその、次へ次へと僕は歩みを進めていった。

次は『マキタの工具』と『アンティークなルアー』の2つ

マキタの工具はebayでタイトルにリファービッシュと書いてあって他の物よりも安かったので意味も分からずに仕入れてみた。

確か2万円程度だった気がする。

それをヤフオクで売ると5千円くらい利益がでる感じで売れた。

ところが落札者の方から厳しいお怒りをいただき「これは再生品です。新品ではありません。」と一蹴されたのだ。

僕は再生品の意味も分からなかったのだが、調べたらリファービッシュ=再生品ということらしい。

販売したが不具合があって工場に戻された商品を整備して『再生品』として安く販売するのだそうだ。

それは知らなんだと僕は返品を受け付けた。

返送代や再生品としての再出品で結局はマキタの工具も赤字に終わってしまったのだ。

アンティークなルアーに至っても同様で、ネットで調べてヘドンの古いルアーは日本でも人気があることが分かったので、にわかな知識で適当にebayで買ってみたのだ。

それでヤフオクで売ったのだが、仕入れ5,000円で販売5,000円だったような気がする。

まぁこれも赤字だ。

ここまでくると流石に馬鹿な僕でも凹む。

「自分には才能がない・・」

そんな言い訳とも取れる自己嫌悪におちいっていたのだ。

今、振り返って考えてみれば輸入がダメなのではなくて『やり方がダメ』だった。

まぁ当時の僕にはそういった知識不足、経験不足があったので冷静に物事を見ることもできなかった。

ちなみにebay輸出とはどんなものか:
参考記事→【ebay輸出の始め方】転売初心者でも儲かるやり方

「富澤!輸出がいいってよ!」

そんな落ち込んでいる時に知人が電話をくれた。

僕は失敗続きであることを愚痴っぽく話したのだ。

するとその知人は持ち前のノウハウコレクターで僕に「輸出がきてるらしいよ」とアドバイスをくれたのだ。

「ゆ、輸出ぅ〜??」と僕は驚いた。

正直なところ輸入ばかりに気を取られていて反対の輸出など知りもしなかったのだ。

僕は知人にざっくりとした話を聞いて、少し鼻息が荒くなるのを感じた。

まぁ知人の彼もノウハウコレクターなので自分では一切実践をしていないし情報として脳に薄くストックされているだけなので、僕が矢継ぎ早に質問をしてシドロモドロしていた。

ただ『輸出』という単語が僕の中で強烈なインパクトとなって一筋の光のように感じたのは間違いない。

「これで人生が変わってしまうかも・・ムフフフ♪」と子供のように布団の上で足をバタつかせていたのだ。

しかし、そんな安直な気持ちが修羅の始まりだったとは、このとき知る由もなかった。

輸出の日の出

電話で輸出の存在について聞かされた僕は即日だったか翌日にはアカウントの登録を済ませた。

ebayとamazon.comだ。

登録は済ませたが何を売ればいいのかが分からない。

そこで本屋やネットで調べに調べた。

その当時はあまり今みたいに本もネット上の情報も多くなかった。

手法も確立されておらずツールなんていうのもゴミみたいなものばかりだったと思う。

とにかく時間が過ぎれば過ぎるほど不安が膨れ上がるのだから、何か売らなければ始まらない!というのが僕の心理状態だったのだ。

ebayをじっくり見ていると日本の昔のゲームが売れていることが判明した。

そこで僕は急いでブックオフに行き『ポケットモンスターの緑』を調達してきた。

ゲームソフト

ガラケーだったかスマホだったかも忘れたのだがカシャンカシャンと撮影して、すぐにebayで出品してみた。

英語の画面で出品が完了するまでに気の遠くなるような時間がかかったのだがGoogle翻訳を使いながら、何となくでやってみたのだ。

結果はどうなったか、、売れたのだ。

しかも3千円くらいで売れた。

仕入れは105円だったか525円だったか。

消費税が5%の時代だった。

「り、利益だ出た!しかも簡単にぃ〜〜!!」

僕は遂に自分の時代が来てしまったのだと悟った。

これは何売っても売れちゃうんじゃないのか?入れ食いとはこのこと!と勘違いしたのだ。

その後はろくにリサーチもせずに自分の直感で仕入れをしたりして売れないという悲惨な状況が続いた。

たまにラッキーパンチで500円で仕入れたアイルトン・セナの本が8,000円でデンマークの人が買ってくれたこともあったが、時間をかけている割にはリターンは極めて少ない。

というか生活できない。

僕は仕事をしていなかったのだ。

リミットといって出品数の上限もあるので、なんでもかんでも出品していくことはできない。

この時には一瞬見えかけた希望も失われていた。

今にして思えば、どうでもないことなのだが知識、経験がない状態だと少し壁にぶつかるとパニックになるのだ。

次に何をしたら良いのかが分からないから。

今までの人生の中でこの手の問題を解決したこともない。

そんなだったらリサーチをしまくれと当時の僕に言いたいところだが、当時の僕は思考停止状態でうなだれるしかなかったのだ。

いつまでも売れない出品商品を眺めながら・・

助言
僕は深く調べず有頂天になってしまった。

いい気になって本とか玩具を売ろうとして分散してしまったのがいただけない。

しかし、レトロゲームを売って利益が出たという成功体験をしていた。

上手くいったことは、より深く、何度も何度も繰り返し行う。

これが色んな経験をしてきたり先生から学んだ本質だ。

つまり、初心者だった僕はレトロゲームをみっちりと調べ上げ特化してれば、より早く結果をだせていたかもしれない。

放置していたamazonへチャレンジ

ebayでポケモンが売れたものだから僕はebayばかりをやっていた。

しかし現実は厳しく、そう簡単に上昇気流には乗れない。

その現実を受け入れられずに途方に暮れていたのだが、もっと厳しい現実が襲ってくる。

『支払い』だ。

ただでさえガス代、電気代の支払いが遅れがちだった僕は支払いという言葉には敏感に反応せざるを得ない。

そこでぼーっとしている時間に分かれを告げてアカウント登録だけして放置していたamazon.comへと着手し始めたのだ。

ebayとは操作方法も全く異なり、最初は出品もままならなかった。

これも調べながらやっていき次第に操作方法については慣れてきた。

amazonでは何を売るべきか・・色々と悩みながら調べていると、どうやら無在庫が最も良いのではないかと答えが出てきた。

当時も無在庫セラーはそこそこいたのだが、戦後昭和の市場みたいな、ルールがあってないような感じだ。

僕は無在庫で行こうと決心してまずはゲームソフトからリサーチを始めた。

amazon.comで出品されている価格とamazon.co.jpで売られている価格。

これを比較して1点1点を調べながら、価格差があるものだけ出品作業をしていったのだ。

ちなみにこの時は販売手数料とか殆ど考えていなかった。

倍くらいの価格差があったら「まぁ出しておけばいいかな?」みたいな安直な考えだ。

無知は本当に恐ろしい・・

そうして1日に10品とかコツコツと出品していったのだが、出品料が増えるたびに暗黒時代が終焉していくような感覚だ。

「今日は10個出品したから、明日明後日には1個売れるかな?・・だから毎日10個出品したら、そのうちに・・・ムフフフ♪」

何の根拠もない希望だけ膨らませて、ひたすらパソコンに向かい続けた。

そんなこんなで手作業でひたすら出品をしていた。

しかし淡い期待とは裏腹に売れない・・1つも売れない。

もしかしたら今時分がしている作業は全て無駄なのではないかと不安が襲ってくる。

僕は、その辺りから日本人のライバルセラーを頻繁に見るようになった。

ライバルは1万とか2万商品を出品している。

化物級のセラーになると70万商品とか出品しているではないか・・

僕は1商品出品するのに1時間かかる。

なぜなら価格差を比較して、そこから価格差があるものだけ出品しているからだ。

いったいどんなことをしたら1万商品も出品できるのだと僕は頭を抱えた。

どんなに指を早く動かしたとて、1日に1000商品も登録するなんて不可能だ!

僕はまた出口の見えない迷路に迷い込んだのだ。

ライバルセラーから学んだ無在庫のコツ

僕は答えがすぐには出せなかった。

その理由に『自分の方法が間違っているとは思えない』という慢心があったからだ。

amazonは手作業で価格差を見出して1品1品登録する。というのが唯一無二の方法だと勝手に信じ込んでいた。

だから、ライバルセラーの出品数の多さに圧倒されながらも今までどおりのスタイルで出品作業を続ける他なかったのだ。

しかしながら1つだけ変わったのはライバルセラーの出品商品を確認するようになったことだ。

今までになかった確認事項が1つ増えた。

それが後の僕を大きく変えた。

最初はライバルセラーの商品を見ているだけだったのだが、数日も続けていると何かしら気がつく。

僕が気がついたのは「価格差が無いものも出品している」という事実だった。

どういうことかというと、

僕はamazon.comで売られている価格と日本の価格を比較して価格差があるものだけを出品していたのだ。

しかしライバルはamazon.comの最安値が日本と変わらなくても出品していた。

その代わり、そのセラーはamazon.comでは高く売っていて最安値ではない。

そして、それは他の大量出品のセラーにも見受けられる共通事項だった。

この時に僕は点と点が線に繋がるようなビッグバンが脳内で起こったのだ。

僕は完全にムダな行為があったと認めざるを得なかったのだ。

僕は価格差を見て出品しているわけだが、それは最安値を基準としている。

しかも最安値は日々変わる。日本の販売価格が変動するように海外での販売価格も変動しているのだ。

だから、その瞬間に価格差があっても翌日には価格差が埋まっている場合もあるし、逆にその瞬間は価格差がなくても翌日には価格差が生まれていることもある。

僕はバカだから、そんなことにも気がつけなかったのだ・・

ただ気がついてしまったんだから仕方ない。

僕も片っ端から出すだけ出してみよう。

ライバルセラーの出品商品をひたすら真似っ子して出品していった。

それまでは1日に10品程度しか出せなかったのも、100品くらいに増えていたと思う。

それでもライバルの出品数には遠く及ばない。

無在庫は露出を増やして大量出品でなければ意味がない。

それはライバルの出品数を見て、潜在的に理解していた。

この出品作業がなんとか短縮できないだろうかと次なる難問に僕は突き当たったのだ..

ツールという存在

手作業で相変わらず出品作業をする日々が続く。

その間は実はポツポツと売れだすようになったのだ。

しかし、売れたは良いものの出品した当時とは仕入れ値が変わっていて、赤字になるようなケースが多かった。

僕は出品することだけに命を燃やしていたので、出品したら価格も据え置きで放置していたのだ。

だから仕入れが高騰していてもお構いなしだった。

これも問題だよなと感じてはいたのだが、まずは出品数を増やしていかねばという使命感が勝ってしまっていた。

この時はライバルセラーの出品商品ページを確認して、出品されている商品をクリックしてASINをコピーして自分も出品するという方法を取っていた。

それだけにASINさえあれば出品できるという概念は分かっていた。

それで効率的にASINを集めることはできないかなと考えたわけだ。

それで調べていくと、せどりのツールでASINを収集できるツールがあるではないか!

今は販売されていないが『サヤ取りせどらー』というものだった。

あれは国内せどり用のツールだったのだが、機能の中でカテゴリー毎に商品情報を自動で収集してくれる機能があったのだ。

これは素晴らしい機能じゃないのと思い買うことにした。

ちなみに買うまでに凄く悩んだ・・数万円の支出も僕にとっては一大事だったからだ。

清水の舞台から飛び降りるつもりでクリックしたのを今でも覚えている。

しかし、この選択は正解だった。

ツールを起動して、自動で収集されるASINを見て僕はウットリしたのだ。

amazon輸出の無在庫はASINが一種の財産のようなものになる。

多くASINを把握していれば、それだけお金が増えたような気分になれるのだ。

数万商品と集められるASINをどうやって出品すれば良いのかと調べたのだがエクセルを使って一括出品できることが判明した。

それまでエクセルなんて使うような上品な育ち方をしてこなかったので、エクセルの操作もチンプンカンプンだった。

でも持ち前の『調べるスキル』でなんとか乗り切って一括出品までこぎつけたのだ。

そう、ライバルセラーが数万商品と出品していた方法を突き止めただけでなく僕もその一人となる瞬間だったのだ。

ついに僕も土俵に登れる・・こみ上げる涙を服の袖で雑に拭き僕はアップロードのボタンをクリックした。

amazon輸出でエクセルを用いて一括登録する方法とは:
参考記事→【amazon輸出】一括出品する方法を解説

ついに本格的な無在庫セラーデビュー・・待ち受ける試練

一括出品をする準備をしてアップロードボタンをクリックした。

反映されるまで数分、、数十分かかっただろうか。

F5の更新ボタンを連打してセラーセントラルを凝視していた。

すると一定時間を過ぎた辺りでどんどん登録されていく!

更に時間が過ぎたら販売も開始されたのだ。

長かった・・ここまで来るまで本当に長かった・・

「さようなら貧乏」

僕は忌々しい過去と別れを告げ、ビッグマネーの待つ魑魅魍魎の獣道を進む覚悟でいた。

大量出品さえできてしまえば、こっちのもの。

あとは止むことのないオーダーを、どう効率的に捌くかに悩まなければいけないなと考えていたのだ。

しかし、

僕を甘く見てはいけない。

この時でさえamazonの販売手数料をまともに理解していないのだ!

じゃぁどうやって出品価格を決めたんだと問い詰めたくなるが、分からない。

覚えていないのだ。

あまりに苦い過去で当時の記憶を忘却の彼方へと押し込んだ部分が否めない。

出品を停止せざるを得ない!!

大量に出品できたことによってオーダーが徐々に入ってきた。

しかし、その翌日には僕は販売をストップしていた。

それは赤字のオンパレードだったからだ。

確かに利益の取れるオーダーもあったのだが、赤字の比率も多くストレスが半端ではなかったからだ。

amazonではオーダーキャンセルはアカウント停止の危険性があるということを何かで読んだのでキャンセルをするわけにもいかない・・

でもこの状態で続けていても黒字にすらならないのではないかと冷や汗モノだ。

今度はいよいよ向き合わなければいけない。

『amazonの販売手数料』と・・

どんぶり勘定で良いはずがないのだ、気づくのが遅すぎる!

それから販売手数料やペイオニアの手数料などコスト面について徹底的に調べた。

それでもって手動で価格改定をしていった。

だが手動で価格改定をしていっても実に効率が悪い。

大量に出品しているから価格改定が追いつかないのだ・・

これもなんとかしなければいけない問題だと悩んで調べていると、あるツールの存在を知った。

『プライスチェック』というツールがあったのだ。

それは自分が出品するASINを読み込ませるとamazon.co.jpの出品価格を拾ってきてくれる優れもの。

これは素晴らしい!と感じて直ぐに契約をして使い始めた。

実際に使ってみると価格改定の問題はクリアされたといっても間違いなかった。

大量の商品の仕入れ値をリアルタイムで収集してきてくれて、それをエクセルで並べて一括で価格改定ができるようになったのだ。

これで、在庫切れ、赤字リスクが極めて少なくなったのだ。

ただ、このときくらいから不吉な雰囲気が漂っていた。

ちなみに価格計算については以下の記事で解説している:
参考記事→価格設定の計算方法

クレームそしてアカウント停止

価格改定も頻繁に行うことによって販売数が増加した。

この時には月の利益で20万円から30万円は達成していたと思う。

全くの素人から、なんとかここまでやってこれたのだ。

ところが、順調になった矢先にメーカーなどからクレームが相次いだ。

『知的財産権侵害』というものだ。

要はウチの商品を売るんじゃないよといったクレーム。

最初のうちは「はいはいゴメンナサイね」と出品を取り消していたのだが、クレームを入れてくるメーカー、権利者が増えてきた。

それでamazon経由で警告が来たこともあるのだが、その時も出品した商品を削除して済ませていた。

ところが同じメーカーから2度警告が来てしまった。

削除したはずだったが、商品が残ってしまっていたようなのだ。

それでamazonから『サスペンド』という通知が来た。

サスペンドってなんだろうと調べてみると『アカウント停止』ということが分かった。

僕は顔面蒼白で一瞬で口の中がカラッカラになって目の前の風景が全て灰色になったのだ。

アカウント停止になると売上も90日間凍結されてします。

その時は100万円近い売上がアカウントにストックされていた。

100万円が送金されないというのはヤバイ。

仕入れはクレジットカードでしていたのだが、その請求も来てしまうではないか!

僕はサスペンドを解除するために色んなサイトを調べたが答えは見つからない。

同じような知的財産権でアカウント停止になった人の愚痴が見つかったが、永久的にサスペンドになってしまったという聞きたくもない現実を書いていた。

僕は意を決して弁解文をamazonにメールした。

すると解除にしてくれたのだ・・

「な、なぁんだ大丈夫だったんだぁ〜」

アカウントは復活して販売も再開できた。

心の底から安心した瞬間だった。

そしてアカウント復活して血の気が戻ってきたので意気揚々と販売をしていこうと思った矢先にまたメーカーからクレームが入った・・

またamazonから『サスペンド』というメールが来てしまった。

まだ100万円はストックされたままだ。

なんて学ばないやつだと自分を何度呪っただろうか・・短期間で2回目のサスペンドは完全にアウトだ。

僕は観念するしか道はなかった。

ちなみに当時サスペンドされた時に書いた記事がこれだ:
参考記事→amazon輸出サスペンド(アカウント停止)を宣告された..解除し復活する方法はあるのか

amazon輸出のリスタート

アカウント停止になって僕は意気消沈したのだが、いつまでも落ち込んでいられない。

仕入れの請求が来てしまう。

大した儲かってなかったものの、慎ましい生活をしていたので次のクレジットカードの支払いは大丈夫。

ただ、その次はどうなのか分からない・・

だったら悩んでいる暇なんてない、やるしかない。

幸いにも上手くいく方法はなんとかノウハウ化できていた。

だから僕は新しくアカウントを作ることを試す。

でも何度やっても新規アカウントはサスペンドされてしまう・・

「過去のアカウントと紐づけされて・・」と停止になったアカウントと関連していることがバレて停止に追い込まれてしまうのだ。

これはどうしたものかと考えたのだが、方法としては奥さん名義でやるしかないなと企んだわけである。

完全なる別人になる必要があるので銀行口座、IPアドレス、名義などを完全に変えた。

僕は奥さんになったのだ。

これは上手くいった。

全く問題なく販売を再開することに成功した。

新規アカウントながらもノウハウ化された手法で早い段階で以前同様に売れるようになったのだ。

首の皮一枚で繋がった!と胸をなでおろすことができた。

伸び悩み、、ブレイクスルー

再スタートを切ってamazon輸出をひたすら繰り返す日々が続く。

おかげで生活できるようになった。

最初の頃は「月20万円稼げたら御の字」と思っていた。

でも人間はとことん欲深い生き物だ。

20万円を達成しても何も嬉しくないのだ。

「次は30万円だな」と目標が上がるだけ。

で、その30万円もギリギリ達成するようになって次は50万円を目指すようなステージになった。

ところが、30万円ステージから全然抜け出せない。

50万円というのが、凄く高いステージに感じてしまう。

そこで僕はまた50万円を達成するための方法を探し始めたわけだ。

このときの僕は基本的にツールで収集した仕入れ値に対して、自分が得たい利益を乗っけて出品していた。

例えば1商品売る毎に700円の利益が最低限欲しいなと考えている状態だ。

だからツールで収集する日本の価格に対して手数料や送料などのコストを計算して更に利益を乗っけて為替を考慮して値付けする。

このような流れでやってきた。

でも、これでは今以上にはなれないのだ。

むやみやたらに出品数を増やしてもアカウント停止のリスクがある。

確かに「49」「45」から始まるJANコードの商品のみに絞ればアカウント停止のリスクも軽減されるのだが、このときすでに20万商品くらい出品していた。

価格改定の管理も限界に近い出品数だったのだ。

どうしたら今以上に売上を伸ばすことができるのかと、この頃は常に頭を悩ませていて奥さんと出かけていても上(うわ)の空だった。

ただ、ある時にアイデアが浮かんできた。

このアイデアが50万円どころかさらなる飛躍に繋がったのだ。

自分じゃなく市場とライバルに答えはある

この悩んでいる頃に『PRIMA』というツールがリリースされた。

このツールはamazon輸出をプレイヤーとして実践されていた方がリリースしたものだ。

で、しばらく経つと海外の出品価格も取得できる機能が追加されたのだ。

僕としてはなんでamazon.comの価格を知る必要があるのだろうと最初は意味が理解できなかった。

しかし、何か意味があるのだろうと感じていたのと伸び悩みで悩んでいたことが繋がり、なんとなくPRIMAというツールを使ってみることにした。

そしてamazon.comでの最安値とamazon日本での仕入れを比較してみたりして遊んだ。

そんなのを繰り返していくうちに自分が大きな間違いをしているのではないかと気が付き始めた。

僕はこれまで仕入れ値に対して自分が最低限欲しい利益を乗っけて無在庫出品していた。

それは間違いではないのだが大きな欠点がある。

それは市場価格を無視しているということだ。

例えば、

1,000円の仕入れ値の商品があったとする。

それに対して1000円の利益を乗っけて計算したとしよう。

例:(送料500円、為替1ドル=100円と仮定)
(1000(仕入れ)+1000(利益)+500(送料))÷0.85(amazon販売手数料)÷100(為替)=29.41ドル

となる。

つまり千円の利益が欲しければ29.41ドルで出品しなくてはいけない。

だがしかし、最安値のライバルが仮に29.31ドルで出品していたら?

最安値のライバルが35ドルで出品していたら?

もしたった10セントだけ安く出品してるセラーがいれば、お客さんはそっちの安い方から買うだろう。

逆にライバルが35ドルで僕が29.41ドルぶっちぎりで最安値で販売していたらお客さんは迷わず僕から買うだろう。

でも34.99ドルでも僕から買うのではないだろうか?

そうだとしたら34.99ドルー29.41ドルで5.58ドルの差額がある。

500円相当を無駄に安く売りすぎてしまっているのではないかということも考えられるし、自分が意固地に1,000円の利益は確保したいという妄想に駆られているおかげで、たった数セントを下げなかったばかりに販売機会を失っているのではないかと気がついたのだ。

amazonは価格こそが競争要因だ。

色々とお客さんに折り紙を入れるとか、手書きのレターを添えるなどといった顧客満足の施策を教える人がいるが、それは売れた後の話。

もっと言うとamazonのお客様は僕たちのファンにはならないのだ。

仮に折り紙を入れて喜んでもらっても次にライバルよりも1,000円高く売っていても自分を選んでもらえるだろうか?

悪いが僕だったら安い方から買わせてもらう。

他の誰も売れない独自商品、独自ブランドであれば価格は競争要因にはならないが、他社が作った商品を売っている限りは価格こそが全てになってしまうのが『本質』

これを痛感した時にamazon.comで売られている最安値の価格を知ることの重要性が理解できた。

それからはamazon.co.jpの仕入れ値とamazon.comのライバル最安値の2つの数字を収集することを日課とした。

それでエクセルで一括して、

利幅を多少落とすことで最安値を獲得できるASINはそこまで下げる

逆に安くしすぎていた商品は最安値より少し安く出品価格を上げる

といったチューニングをするようにした。

この施策を行ってどうなったか?

売上は倍以上になり、50万円はあっさりと達成してしまった。

助言
自分がいくら儲けたいというのは関係がない。

市場価格はいくらが適正であって、どこまで自分がついていけるのかが極めて重要だ。

自分、市場、ライバルの3つの要素を意識することで売れるようになる。

もし、PRIMAというツールがどんなものか興味がある場合は以下の記事で解説している:
参考記事→【amazon輸出】無在庫転売で使うツール PRIMAとは

釣りに溺れる日々。

先程の施策が当たり、僕は自信が付いた。

梱包は自分でやっていたのだが、数も増えて奥さんにも手伝ってもらうようになる。

それでも朝から14時くらいまでの作業で全てが終わっていた。

コツを掴み、効率化されていき働く時間も少なくなっていった。

それから気が緩み、小学生の頃にハマっていたバス釣りにのめり込んでしまう。

早朝には池に出かけていき朝9時ころに帰ってきて仕事をして昼寝して夕方に軽く釣り・・

そんな舐め腐った生活をしばらく続けていた。

でも、支払いという恐怖から解放されて僕は実に充足した日々を送っていた。

満たされない欲求

釣りにハマってはいたが、しばらくすると50万円という金額にも慣れてしまって、それでは不十分なのではないかと感じ始めた。

というより、このまま堕落した生活を続けていたら今の状況は落ちる一方になるのではないかという不安が強かった。

人間は何かを得るよりも持っているものを失うときの方が強いモチベーションを発揮する。

僕は今ある売上が日に日に下がっていってしまうのではないかという起きてもいない恐怖に釣りどころではなくなってきた。

釣りをしていてもamazon輸出にことばかり考えてしまう。

これでは釣りをしている意味もないので、釣りとは距離を取ることを決心した。

次のステージに登るときが来たのだ。

ただ思いつく限りの施策はやってきたつもりだ。

次は何をしたら売上が更に向上して利益が増えるのか検討もつかなかった。

ただ一つ、分かっていたのは最安値を取れている商品が多ければ多いほど売れるということだ。

そこで僕は送料について考えてみた。

国際eパケット

航空便

SAL便

と徐々に安い配送方法にシフトしていっていたのだが、これよりも安い配送方法はないのかと調べた。

すると幸運なことに新潟ではDメール、Pメールという発送方法があることが分かった。

これは大量に出す人向けの割引だ。

Pメールを使えば通常のSAL便よりも1配送あたり100円程度コストが削減できると調べがついた。

ただ一度に50通を出さなくてはいけないルールがあったのだが、当時の僕は1日のオーダーが50にも満たなかった。

それで、適用させるためにはオーダーを増やす必要があるなと感じて出品数を増やすことを考える。

だが出品数をこれ以上増やしても管理がどうしても行き渡らなくなってしまう。

管理が怠慢になると在庫切れで仕入れられない、仕入れ値高騰で赤字になってしまうなどのリスクが増加してしまう。

僕は2週間くらい、ただただ悩んでいた。

そして答えを出した。

現在は50個にも満たないが、もうPメールを適用されたと想定してコスト計算をして出品価格を決定してしまおう。

もし1日50個のオーダーが来なかったとしても、2,3日出荷するものを溜めれば50個は確実に行く。

だからPメール価格で出品することにしたのだ。

当然だが最安値を獲得できる商品数が飛躍的に増えた。

僕はPメール価格で価格改定を夜中にして、そのまま寝ることにした。

ちなみにPメールなどは郵便局と後納契約をしなければいけない。

個人でも全然契約できるので安心して欲しい。

最初は後納契約をしなくても良いと思うが、販売個数が増えてきたら是非検討することをオススメする。

参考記事→ 『海外発送』日本郵便の後納契約をするメリットと申請方法

コストカットの連続

Pメール価格で価格改定をして眠りについた翌日の朝..

オーダーを告げるメール告知が今までは見たこともなかった数だった。

それまでは50もいかないのが普通だったのだが、70〜100オーダーくらいあったと思う。

これはとんでもないことが起きてしまったと焦った。

もしかしたら間違って赤字で価格設定をしてしまったのではないかと感じたからだ。

しかし正確に計算をしてみると大半のオーダーは利益が出ている。

つまり何も問題がなかったのだ。

このPメールへのシフトによって僕は更に収入が増えた。

繰り返しだがamazonで販売しているうちは価格のみが競争ポイント

カート獲得などの例外を除けば、価格が安いものから売れるようになっている。

amazon輸出の無在庫販売は薄利多売上等でコストカットに次ぐコストカットをして、小さな利益を積み重ねる他ない。

送料は考えうるマックスまでコストカットをしたので、次は梱包資材などを大量仕入れで安くした。

梱包資材を大量に安く仕入れても月間で1万円変われば良いほうだ。

しかし年間を通してみたら12万円も変わってくるので、それであればやらないよりやったほうが良いだろう。

その頃から目の前のことだけじゃなく少し長期的に考えることができるようになっていた。

薄利多売を繰り返すことによって小さなキャッシュを積み上げることの大切さに気がついたのだ。

削って削って削りまくる

コストカットは一段落した。

この頃は月収70万円〜150万円くらいはあったと思う。

ただ先述したように「このままではダメになってしまうのではないか」という恐怖が常にあるのだ。

amazonで売っているとリピーターというのは殆どなく一度売ったらサヨウナラだ。

売り切りのビジネスになってしまうので常に売っていかなければいけない。

昨日が60オーダーで今日が50オーダーだとオロオロしてしまう。

もう病気だ・・

欲がどこまでも続いていき満たされることはないんだ。

ちなみに僕は稼いだからと言って贅沢は殆してなかった。

変わらず家賃4万円の築30年のアパートに住み続けていた。

でも、この頃には「どこまでやれるんだ」というチャレンジしたい欲も出てきていたのだ。

そこで僕は自分の出品商品に目を向けることにした。

それまではCD、本、おもちゃ、文房具など色んな商品を販売していた。

で、それらを『時間』と『利益』で見てみることにした。

例えばおもちゃは競争が激しく利益も極めて少ない。

確かに売れるのだが利益が少ない上に梱包に時間がかかりダンボールの費用などもかさむ。

重量も重たいので送料も高くついてしまう。

オーダー量はまずまずなので、おかげで忙しいと錯覚するのだが効率は極めて悪いことが判明した。

そこで僕はおもちゃを全て出品取り消しとすることを決意する。

出品数=売上という僕の思い込みがあったので出品数を削ることは非常に抵抗があったのだが無駄なことをしていても意味がない。

まずはおもちゃと大きい商品、重量物を殆ど出品取り消しにしてしまった。

20万商品あったうちの約5万商品を消すことになった。

そして、軽くて壊れにくいCDに特化してみようと思った。

それまでもCDは多く販売してきたが梱包は1枚20秒で完了するし、送料も180円くらい。

梱包資材も安いし実に扱いやすいジャンルだったのだ。

またビジネスレポートというamazonのデータを引っ張ると大半のCDは繰り返し買われていることが分かった。

永遠に売れない商品は永遠に売れず、売れる商品は月に何個も売れている。

それで僕はamazon.comでランキングがあるCDのみを出品することにした。

ランキングが付いているものだけだと6万商品くらいになるので、これでは少なすぎて不安になってしまうので、このときから中古のCDも積極的に売るようになった。

出品数としては12万商品くらいだったと思う。

レトロなゲームソフトも出していた。

この商品数を減らすということが実は良かった。

これによって価格改定の効率が飛躍的に増したのだ。

それまでは20万商品以上をデータ取得して価格改定をしていたのでデータ収集で途方もない時間がかかっていた。

それが半分近くまで減ることによって価格改定のスパンも短くすることができるようになったのだ。

しつこいようだがamazonは最安値がどうしても売れやすい。

仮に2日に1回価格改定をしていたとしよう。

価格改定をした瞬間から市場の価格は動き出す。

ライバルも価格改定をしているし、仕入れ値も変動しているからだ。

2日も経ってしまうと状況は結構変わっていて、価格改定をした時点では最安値を獲得できていた商品も3位とかに追いやられてしまう。

だから価格改定は頻繁にできたほうが一番良いのだ。

それが出品数が減ったことによりデータ取得もそこまで時間がかからず淡々と価格改定をこなせるようになった。

また、関係あるかないかは今となっては不明だが価格改定をする時間も意識した。

日本とアメリカでは時差があるので日本時間で昼間に価格改定をしてもアメリカでは深夜になってしまう。

深夜は基本的に売れない。

売れるのは朝から晩までで深夜が最も売れないのだ。

そんな時間帯に価格改定をしていても、なんか意味がないのではないかと感じてしまった。

だから夜にいつも価格改定のデータをアップロードしていたのを昨日のことのように覚えている。

こうした削り込みで徐々に無駄が省かれてシンプルになっていった。

それが定着する頃には月100万円から200万円程度の利益が出るようになっていた。

ホリデーシーズンの年末にはおもちゃを一瞬だけ解禁して密かに販売していた。

それもあって自宅アパートには溢れかえる物、物、物の山になっていた。

ホリデーシーズンは悲惨なほどに注文が入る。

僕のクレジットカード枠では太刀打ちできずに途中で出品をストップして出荷を優先する一幕もあった。

そんなこんなでホリデーシーズンの最も売上の多い月は400万円の利益が出た。

この頃に僕は自分と奥さんだけでは限界があると感じ始めていた。

輸出で法人化へ

梱包をしてくれる外注も検討したがPメールの適用が壁となって自社配送のみで対応していた。

そのスタイルを崩すことは考えられなかった。

それで僕はパートさんを雇用して梱包をしてもらおうと考える。

そのためには事務所を借りなければいけないなとか色々と考えることが増えた。

それで悩んでいると実の兄から「新潟でせどらーが集まる飲み会があるから来ないか?」と誘われた。

僕は試しに出かけていくと意外と面白かった。

せどらーの話は微妙なものが多かったのだが、そこにいた行政書士とか税理士の話が参考になった。

それで「法人化」について相談をすると後日、相談に乗ってくれるということになった。

まぁ行政書士に「法人化した方が良いですか?」と聞けば「ええ絶対に!」と言うに決まっている。

例えば保険屋さんに「僕は生命保険に入ったほうが良いのでしょうか?」と聞いたら「そうですね、何が起こるか分からないからこそ入ったほうが良いですよ」と勧めるに決まっているのだ。

保険には入らないほうが良いとは口が裂けても言わないだろう。

話はトントン拍子に進み、僕は会社を設立することになった。

次は事務所を借りてパートさんが来れる環境を作ろう。

色々と不動産会社を回ったが新規法人ということと、やっている業務内容で貸してくれないところが大半だった。

「ネットで商売をしている」なんていうとオッサン共は理解ができないから「胡散臭い」と勝手に思い込み話すら聞いてくれないのだ。

僕はよく不動産会社のオッサンに暴言を吐きまくって逃げ帰っていた。

おかげで今でもそれらの不動産屋には行けない・・

ただ捨てる神あれば拾う神ありで、奇特な人もいた。

ネットビジネスに理解を示す人がいて、その人が大家さんを説得して無事に借りれることができたのだ。

あとは職安に行き、無事に求人を出すことに成功。

数週間が経って1人の女性が面接に来てくれたので、それをすぐに採用して梱包を教えていった。

イライラする事もあったが、少しづつ教えていくことで梱包もマスターしてくれた。

僕はおかげで時間も増えたので更に売上を伸ばすことに集中できた。

集中してしまったせいでオーダーが更に増えてしまい、数カ月後には更に1人のパートさんを雇うことになる。

あとは外注化でカスタマーサポートなどをお願いして僕は時間的にも余裕が生まれていった。

それでebayをやったりしていた。

気がつけば自宅アパートの固い座椅子から始めた海外輸出・・そこそこに成長したものだ。

始めは月20万円でも稼げたら人生逆転と感じていたのに、その時は月商で700万円〜800万円はキープしていた。

アカウント停止、クレジットカード限界の向こう側、ホリデーシーズンのヒステリック、不動産屋バトルマッチ、、色んな嫌な思いをしたが経済的には楽になることができた。

ブラジル産の鶏肉を大量に買い込んで必死に家計をやりくりしていた奥さんに対しても、そのような神経質なやりくりをしてもらわないでも済むようになったのだ。

振り返ってみて

なんだかんだと苦労もあったものの振り返ってみると面白かった。

ここには書ききれないような悩みや出会いもあった。

それらが僕を成長させてくれたのだ。

また、一度でも稼ぐ金額がそれなりになってくると、そこの金額というか仕事にセットされる。

どういうことかというとゼロスタートの時は月20万円稼ぐなんて全くイメージができなくて具体的に何をしたら良いのかが分からなかった。

ところが稼ぐ金額が20万円、50万円、100万円と上がるに連れて具体的に何をしたら良いのかが分かるようになる。

そして仮に全てがパアになって、もう一度ゼロスタートになったとしても数ヶ月以内に同様の結果を出すことができるという説明不可能な自信がつく。

よくメディアなどで露出している起業家が破産したなんてのをやるが大半の人は復活している。

失敗から学び、以前よりも成功している人もいるぐらいだ。

視点が高くなるんだと思う。

だからamazon輸出である程度、上手くいってからebayを再度やってみた時も非常に簡単に感じた。

経験、知識が付くことで新しい取り組みも容易に感じるようになるのだ。

僕は今、輸出とは違ったビジネスもやっている。

それも最初は苦労したものの現在は順調に推移している。

尽きることのない欲のおかげと知識、経験が生み出しているのだと思う。

何気ないキッカケで始めた輸出だったが動機は何だって良いと思った。

ただ、一度や二度失敗してヘコみ続けたりしないで上手くいくまでやってみることが肝要だ。

よくPDCAと言って、

Plan (計画)
Do      (実行)
Check(評価)
Action (改善)

のサイクルを回せばより良くなると言った方法がある。

僕はここまで意識をしていなかったが、実行と改善だけは何度も何度も何度もやった。

ノープランで浅い思考で実行しては躓(つまず)いて改善策に頭を悩ませていることが多かった。

で、そのサイクルを回していけば嫌でも良くなる。

先生から直接、教わって実践していても理解力が未熟だと必ず全てがうまくいくわけでもない。

教わったとおりにやったつもりでも自分の解釈が甘いと躓いてしまう。

でも、その時も何回も実行し続けるのだ。

時にはお金を失ってしまうかもしれない恐怖に身悶(みもだ)えすることもある。

このまま生命時間をつぎ込んで作業しても本当にリターンがあるのかと不安に膝が震える夜もある。

それがビジネスというものなのかもしれない。

今までの自分の現実の枠を突き破る時はいつだって怖い。

でも、現状のままでは1ミリも変わらないのだから、稼ぎたかったら怖くても前進するしかない。

何が当たるかなんて最初から分かりはしない。

今していることが来年に大きなリターンを及ぼす要因になっているかもしれないし、全くの無駄に帰す可能性もある。

稼ぐということは不確実なことの連続だ。

youtuberのヒカキンさんも今では凄いが最初の動画を見ると、当時の彼は今まさかこんなになっているとは想像もしていなかっただろう。

ただ自分が上げる動画にフィードバックがあって、それが楽しくて雨の日も晴れの日もコツコツと動画を作っては公開していったのだと思う。

それが何かの拍子にダム決壊が如く爆発したのだと僕は勝手に想像してる。

何もないところで爆発することはなくて積み上げたものが『掛け算』になったときに溢れ出るのではないかと思う。

何を言っているのか自分でも分からなくなってきたし読者さんのアクビが画面越しに見えてきたので、ここらへんで終わりとしたい。

動機は不純でもノープランでも良いんだということを最後に伝えておきたい。

この記事では物語で進行しているがノウハウチックなお固い記事も用意している。

そちらはゼロスタートから結果を出すまでのステップバイステップを解説しているので、そちらも合わせて読んでいただくことでamazon輸出の理解が格段に深まることが予想される。

amazon輸出 初心者でも儲かる無在庫転売の方法6ステップ

・・・

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

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8 件のコメント

  • 将来どのように稼いでいこうか悩んでいる大学3年生です。
    この記事では、Amazon輸出でどのように稼げるようになっていくのかというのが、体験談という形で、他のサイトよりも非常によく理解できました。
    他の記事も読ませて頂くことで、さらに勉強させていただきたいと思います。
    ありがとうございます。

    • R.T様

      コメントありがとうございます。

      そんなにお若いときから
      どう稼ぐかを考えて調べていらっしゃるのは
      本当に素晴らしいと思います。

      早くから考えて動くのは
      とっても大事な気がします。

      ・・・

      実はひた隠しにしている
      恥ずかしいミスや痛恨の失態は
      隠蔽しているのですが・・

      あらかた稼ぐまでのプロセスを
      書かせていただきました。

      そんなこの記事への感想もいただき
      とっても嬉しいです。

      また質問などありましたら
      いつでもコメント、メールをください。

      頑張っていきましょう。

      富澤

  • 興味深く読ませていただきました。
    色々と試行錯誤されていたのが、この記事だけでも見て取れます。
    まだまだアマゾンは稼げるのでしょうか。
    巷にはいろいろな情報が氾濫してしまい、資金力も極めて0に近く、アマゾンに出品するための定額の資金すら躊躇してしまいます。
    ただ、そう迷う反面、何もしなければ変わらない、ということも思っています。

    今は細々とメルカリなどで転売してお小遣いにもならない稼ぎに一喜一憂してしまっています。
    ぜひぜひ今後も参考にさせてもらいます。

    • しゅー様

      コメントありがとうございます。

      amazonはまだ稼げます。

      が、以前よりも
      厳しくなっているのが
      実情だと思います。

      少し前まではへっぽこボクサーでも
      そこそこに活躍できたけれども
      今はしっかりと練習を積んだ
      ボクサーでないと生き残れない・・

      みたいな感じですね。

      すいません意味の分からない例えで。

      どんな手法でもそうなのですが
      正しい知識と手順を身に着けて
      それを愚直に実践していけば
      そこそこに結果を出すことができます。

      そういう意味でamazon輸出は
      今でも稼げると思います。

      >今は細々とメルカリなどで転売して
      >お小遣いにもならない稼ぎに一喜一憂してしまっています。

      それも良いと思います!
      むしろ素晴らしいですよ。

      何も行動せずに悩んでいるのと
      何かしら行動をした上で進退を悩むのとでは
      全く次元の違うものだと思います。

      メルカリ転売も中国輸入した商品を
      何個も何個も販売する方法は絶望的ですが
      中古転売なら結構良いですしね。

      メルカリと相性の良い商品というのも
      存在していますし、悪くないと思います。

      やり方次第で10万円、20万円の利益を
      出すことができるのではないでしょうか。

      また質問や意見などございましたら
      コメント、メールをいただければ
      必ず返させていただきます。

      ありがとうございます。

      富澤

  • 昨年末からAmazon輸出という船に乗り込みました。
    ノウハウを公開していただいてるサイトをいくつか読み、「うーん、わたしが知りたいのはサクセスストーリーなんだよなぁ~」と、検索文字を増やしたらこちらにたどり着きました。
    とても為になりました。
    奥様もステキな方ですね。きっと富澤さんをずっと信じていてくれたんでよね。そういう存在って大事ですよね。
    私は、今は独り身なので、自分で自分を信じて進んでいくしかないのですが、きっと、此方に書かれてる100倍くらいしんどいことを想像して、それでも諦めなければ…サイコロを振り続ければ…道は開けるのでは?と、感じました。
    や、それでも、きっと想像を絶するご苦労や挫折感を味わわれてると思います。
    でも、今からでも遅くない的なお話が伺えて心強いです!!

    • たかちん様

      コメントありがとうございます!

      長い記事でしたが読んでいただけ
      とても嬉しく感じてます。

      喉元すぎれば・・というやつで
      僕も当時の辛さや悩みは
      結構忘れてしまっています。

      それだけに結構ダイジェストに
      書かせていただきましたが
      確かに苦難は多かったし
      たかちん様にも苦難は
      待ち受けていると思います。

      それは、この道でなくても
      どの道を選んでも大変だと思います。

      それだけに結果が出た時は
      何にも代え難い『達成感』があります。

      >100倍くらいしんどいことを想像して、
      >それでも諦めなければ…
      >サイコロを振り続ければ…
      >道は開けるのでは?と、感じました。

      おっしゃるとおりだと思います。

      最終的にうまくいった秘訣はなんですか?
      と聞かれたら
      「諦めなかったから」
      だと思います。

      それほど僕は
      スキルも知識も何もない
      極めて凡人でした。
      (今でも)

      「そんな精神論は
      聞きたくありませんよ」
      と思われてしまうかもしれませんが
      諦めないは根本的なことですね。

      その点、たかちん様は
      一種の覚悟があるようですので
      きっと大丈夫だと思います。

      その覚悟の上に
      知識やスキル、経験を
      積み重ねていくことで
      目に見える数字がついてくると思われます。

      今後も為になる情報を
      配信していけるように
      努力していきます。

      ありがとうございます!

      富澤 順

  • 50代です。
    ヤフオク無在庫で中国仕入れを始めましたが
    なかなか思うように売れません。

    富澤さんはいろいろ試されていて
    失敗もたくさん経験し
    それでも
    諦めないで行動することが大切だと思いました。

    自分は行動してないな〜と思いながら
    記事の最後の方で、アクビをしてしまい
    次の瞬間

    「読者さんのアクビが画面越しに見えてきた」

    と書かれていて
    思わず笑ってしまいました。

    再度、やる気がでてきました。
    ありがとうございます。

    • かめ様

      コメントありがとうございます。

      記事も長いのに最後まで
      読んでいただきありがとうございます。

      やる気を持っていただけて
      嬉しい限りでございます!

      また質問、要望などありましたら
      コメント、メールを下さい!

      頑張っていきましょう!

      富澤

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