『海外発送』日本郵便の後納契約をするメリットと申請方法

富澤です。

個人輸出を始めて海外に発送することが多くなって送料を安くできたらと考えていませんか?

「自分はまだ発送する量も少ないし」
と感じている方もいるかもしれませんが、後納契約は早めにしておいたほうが良いです。

その理由とメリットや申請方法について解説していきます。

日本郵便の後納契約をするメリット

まだ後納契約をせず海外発送をしてるということは窓口で現金を払って荷物を差し出している状態だと思います。

窓口の人が素早い手付きで処理をしてくれたら待ち時間も少ないのですが、大半の窓口の方は慣れない海外便でオロオロしてしまうことが多いです。

僕もイライラしながら待っていたり、「こうしてやるんですよ!」と生意気に操作方法を口出ししていたこともありました。

こうした待ち時間も忙しい僕達からしたら『無駄な時間』です。

後納契約をすると発送する荷物だけを預けて、そのまま帰ることも可能です。

次回窓口に行った時に前回、差し出した荷物の書類に署名かハンコを押すだけでOKです。

この時間を無駄にしないということが密かなメリットとなっています。

後納契約をすることで後払いにすることができる

転売をしていると極力手元に現金などを置いておきたいものです。

現金があれば、それを回して更に収入を増やすことが可能だからです。

後納にすると『月末締めの翌月末払い』といった支払いのタイムラグを作ることが可能です。

利益の計算をするときも毎回毎回レシートを几帳面に保管する必要もなく月に一度の明細で簡略化されます。

割引を受けられる海外発送もある

後納にすることで割引を受けることができるようになります。

例えば『EMS』

都度割引と月間割引というものがあります。

一度にまとまった数を発送して割引されるのが都度割引になります。

都度差し出し通数 10個から 50個から 100個から
割引率 10% 13% 15%

月間トータルで発送した通数で受けられる割引が月間割引です。

月間差し出し通数 50通 100通 300通 500通
割引率 10% 15% 18% 20%

これらは割引の併用はできないので、どちらかだけとなっています。

EMSを使う機会が多ければ一度に10通を差し出すこともあるかもしれません。

仮に10通差し出して合計30,000円だったら3,000円程度が割引となります。

約1個分くらいの送料割引になる計算ですね。

ホリデーシーズンなどの年末商戦ではお客様も急いで商品が欲しいといったリクエストが増えますので、送料は高くともEMSを選択する人が多くなります。

そういった時にEMSの割引を受けられるのは実に嬉しい限りです。

ちなみに年間割引というのもあります。

他にも、国際eパケットにも割引があります。

厳密に言うと『書留』に対しての割引です。

eパケットは小型包装物に書留を抱き合わせたものになるので、基本的には小型包装物の書留といった認識です。

ただ自分でラベルをプリントアウトするといった発送者の負担があるからなのかeパケットは普通の小型包装物+書留と比較すると気持ち安い料金設定です。

このeパケットも都度割引と月間割引が代表的です。

都度差し出し通数 10通〜 50通〜 100通〜
割引料金 40円 50円 60円

一個あたりこれだけ割引になります。

10通一緒に出せば400円の割引です・・まぁそこまで多くはないのですが、毎日の事と考えたら月間で考えると大きな金額になっていきます。

次に月間割引です。

月間差し出し通数 50通〜 100通〜 300通〜 500通〜
割引料金 40円 60円 75円 80円

このような感じです。

他にも区分割引などもありますが適用されにくい部分もあるので、ここでは割愛します。

これらの割引は後納でないと受けられない割引になります。

ですからコストカットを本気になってやるのであれば後納は絶対に契約しておくべきなのです。

また、DメールやPメールといった小型包装物を最も安く発送する方法についても後納でないと使うことがでkないなど後納契約をする特権のような物もあります。
(エリアによってはDメール、Pメールは使用不可)

今、後納契約をしておくべき理由

日本郵便の後納契約には『担保』というものが求められるケースがあります。

それは1ヶ月に差し出す郵便物の合計金額が『50万円』を超える場合です。

ちなみに担保は月に差し出す2倍の金額を担保として収めなければいけません。

が、僕は収めていません。

それは発送する量が少ない時期から後納契約をしていたからです。

せいぜい月に小型包装物を100個位とEMSを数通くらいのときです。

これくらいであれば50万円を超えないので担保は不要とされました。

また、3年間滞りなく支払いをしていれば担保は免除されます。

つまり、早い段階で後納契約をしておけば期間が早い段階からカウントされて担保免除とされるわけですね。

僕の時は確か2年間の継続利用で免除だったような気もしたのですが、記憶が曖昧です。

もっと言うと2年以内で50万円を超えた月もあったのですが、担保を求められませんでした。

その時はホリデーシーズンで、EMSも多くて送料がガツンと高くなった月でした。

担保を求められるのではないかと知らない番号から電話が鳴るとヒヤヒヤしていたのですがセーフでしたね。

「発送する量が少ないから」「この先も輸出をするか分からないし」と思われる方も多いのですが、早い段階で契約だけでもしておけば後が楽になります。

決めた数量を発送していないからと契約を打ち切られるということも、余程でない限りはないと思われます。

日本郵便の後納契約の申請方法

僕が後納契約を申請した時は以下のような感じでした。

まず最寄りの一番大きな郵便局に電話をかけて「後納の契約をしたいと思っているんですが、どうしたらいいでしょうか?」と質問をしました。

そうすると専門の部門に電話を回されてトントンと話は進み『預金口座のコピー』と『面談』が必要だと言われました。

預金口座のコピーは今、銀行残高にいくら入っているのかといった内容のコピーですね。

これを見せるのに難色を見せる方も結構いらっしゃいますと営業マンの方が教えてくれましたが、僕は少ない残高をコピーして、そそくさを営業マンに渡しました。

ちなみに面談は自宅まで来ます。

僕の場合は営業マンの男性が2人自宅アパートにやってきて雑談を交えながら何も生み出さない会話をしていました。

ちなみにこの時に過去に現金で国際郵便を差し出したレシートを見せてくれと言われたので、レシートなどは必ず保管しておいたほうが良いです。

ゆうパックなどは差し出しする予定の数量で割引が大幅に変動するんですが、国際郵便の場合は割引率が結構、固く決まっていますので交渉などはありません。

そして後は適用する日をいつからにするのかと差し出す郵便局の決定です。

後納はどの郵便局でも良いというわけではなくて決められた郵便局に差し出ししないといけません。

僕は2箇所ほど指定しておきました。

これで面談は終了で、あとは数週間が経過して『ゆうびんビズカード』が発行されて、専用の差し出し表がメールで送られてきます。

差し出し表に発送する荷物の種類などを記入して荷物と一緒に出せばビズカードは提示不要です。

後納ゆうびんビズカード

完結に申請方法のステップをまとめると、

  1. 最寄りの大きな郵便局に電話をして後納契約したい旨を伝える
  2. 日本郵便の営業マンとの面談予定を取り付ける
  3. 銀行残高コピーと過去に差し出した荷物のレシートを用意(免許証コピーなども必要かも)
  4. 面談時に『いつから適用するか』『使う郵便局』を決める
  5. 数日から数週間で契約が完了して後納で差し出せるようになる

といった流れです。

送料を安くすることは稼ぐ上で極めて大事なこと

ここまで海外発送において後納契約は大事だと解説してきました。

転売では自己発送をしていくと送料というものがコストの中でも大きなものになります。

そのコストが安くなれば利益を増やすことにも繋がります。

また、考え方によっては薄利多売のモデルで転売をしてるのであれば送料コストが下がることによって最安値圏内と獲得できる商品も増えます。

それによって結果的に販売数が増えることにもなるので売上増加に強い働きをしてくれます。

僕が海外転売で大きく稼げるようになった一因に後納契約で割引を使い倒すという簡単で単純な戦略を実践したという部分があります。

現在では国内向けの自社発送も増えていることから佐川急便との後納契約もしています。

宅急便などは割引交渉が必要で、交渉次第では結構安くしてもらうこともできます。

ポイントとしては『今現在の発送個数は関係ない』ということです。

多少は盛っても発送個数を多く言うことが大事です。

なぜなら今現在月50個を想定してても、それは半年後に本当にそのままか分かりません。

急に業績が良くなって倍以上の物量になる可能性も否定できません。

その時に再交渉をしてもあまり動いてくれませんが、新規契約を取る時はこちらがパワーバランスが強くて相手が若干弱い感じになります。

ですから明るい未来を想定した数字で月間の差し出し通数を言って交渉をするのが良いと思います。

最初は申告した数字より差し出し個数が少なくても「あれあれあれ?少ないですね!送料上げていいですか?」みたいな話にはなりません。

結構放置プレイなもんです。

ビジネスって結構図太くやっていかないとダメなんだなと僕も勉強になりました。

発送・・退屈な作業ですが頑張っていきましょうね。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

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1 個のコメント

  • いい勉強になりました、でも商品仕入れどうやって安い大量入れるんですか、後は、海外にどう売りに行くですか?

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