富澤です。
この記事ではせどりで売りやすい高額商品は何かについて解説していきます。
どのジャンルにも高額で売れるものがあるのですが、その中でも幾つかに絞った話をしていきます。
もくじ
なぜ高額商品を売る必要があるのか
具体的な商品に入る前に『なぜ高額商品を扱うのか』について知っておきましょう。
僕は最初に『薄利多売』の転売モデルを実践していました。
1商品を売って得られる利益は数百円、そこそこ利益が出たなと言っても数千円の利益でした。
これで月100万円の利益を得ようと思うと当然ですが、数を売らなければいけません。
時間があってコツコツと作業をやっていけるという方には良いのですが、副業としてやっていて時間がないという方には少々、しんどいのが薄利多売です。
在庫を抱えての薄利多売だと価格競争による利益の削り合いや、想定よりも全く売れず不良在庫が発生してしまう。
というリスクもあるわけです。
僕はamazonやebayを使って無在庫販売でやっていたので薄利多売でもなんとかなっていたのですが、これが在庫でやっていくとなると薄利多売には頭を悩まさざるを得ません。
以前にとある起業家の方から言われたのですが、
「1万円の商品を100人に売るのと、100万円の商品を1人に売るのはどちらが楽だと思いますか?」
と質問をされました。
僕は返答に困っていたのですが、周りの起業家さんたちは皆が「100万円の商品を1人に売るほうが絶対に楽!」と即答していました。
僕の現実では100万円などという超高額商品を売るなんて考えられなかったから悩んでいましたが、周りの方たちは過去に一度でも100万円の商品を売った経験があったのでしょう。
人は自分の枠で物事を考えるところがあります。
「自分には100万円なんて無理だ、1000円の商品を売ることならなんとかできそうだ」みたいな感じで過去の経験などから知らない間に『ものさし』を作っているのですね。
ただ、その当時から僕も色々な経験をしてきて少なからず成長もしたことで分かったこと。
高額商品を売ったほうが楽になる
ということです。
物理的な面で考えてもそうなのですが、1日に100個の注文を捌くのと1日に20個の注文を捌くのとでは明らかに20個の方が楽ですよね。
時間的にも梱包や顧客対応などの面からしても注文数が少ないほうが時間の余裕も増えます。
顧客対応の面を深く考えてみても、商品をたくさん売ると、どうしても皆に行き渡ったサポートは困難です。
ところが少ない注文であれば取引相手も少なくなるということなので、当然ですがサポートも手厚くすることが可能です。
注文数が少なくても儲けを増やすには高額商品を売るしかありません。
高額商品を売れば売るほど儲かり、時間的な余裕も生まれ、顧客も満足するという良い連鎖が起こります。
薄利多売がダメということではありません。
自分のスタイルや時間的余裕で、どちらの路線を選択するかを選べばいいです。
しかし、いずれは考えるようになると思います。
高額路線なのか?薄利多売路線なのか?ということをです。
僕自身も薄利多売を続けていくことで、この質問に行き着きました。
その上で僕なりの答えがあります。
初心者は薄利多売で実績、経験を積む
僕の考えでは経験も知識もないような状態では安価な商品を繰り返し売ってコツコツを積み上げていくほうが良いと思います。
そうすることでアカウントも育つ、ネット販売の流れを掴む、物の知識が蓄積される。
などのメリットがあるからです。
稼ぎながら学び、稼ぐことが良いのだと思います。
初心者の段階でいきなり高額商品を仕入れてしまい、それが失敗に終わると心が折れてしまう可能性も否定できません。
ですから練習というか、販売をしている段階で本番なのですが..まぁ軽い気持ちで実践していくには低単価な商品でまずはやっていくというのが良いですね。
「い〜や、富澤さん。私は最初からかっ飛ばしていきたいんですよ!」という方は最初から面倒なプロセスなど経ずに高額商品を扱っていくのもいいでしょう。
それだけの情熱があれば、一度や二度の失敗など気にもならないでしょう。
とまぁ、そんなわけで高額商品路線で勝負をしていくメリットとしては
販売数が少なくても売上、利益は大きくなりやすい。
それでいて雑多な作業が少なくなるので時間的な余裕も生まれやすくなるということです。
低単価な商品を100個売って利益が1商品辺り500円だとすると5万円程度ですが高単価で1商品辺り2500円の商品を売れば20個の販売で済みます。
こういった差があるわけです。
もちろん、デメリットとしては単価が高くなる分、仕入れコストも高かったり、不良在庫化してしまうと低単価商品よりも損する金がデカイという部分があります。
この辺りは知識でカバーできる部分もあるので知識をつけてから実践することをオススメします。
株や不動産などへの投資もそうですが、自分が専門的知識をつけもしないで投資するのはリスクしかありませんよね。
ですから転売とて同じ投資行動ですから知識をつけていきましょうよということなのです。
ということで本題に入っていきましょう。
せどり(転売)高額で売れる『カメラ』
カメラ転売というのは有名です。
随分前からカメラ転売は人気がありますが、廃れる様子がありませんね。
その理由には『市場の大きさ』があります。
つまり、カメラを欲しがる買い手が多くいるということです。
以下の図はカメラ市場の動向です。
水色のグラフが『デジカメ』
グレーの真ん中のグラフが『一眼レフ』
上のピンクのグラフが『レンズ』
という構成になっています。
デジカメは衰退の一途を辿ってはいるものの一眼とレンズに関しては堅い感じで推移しているのが分かります。
個人的には新しい一眼レフカメラよりも古い一眼レフカメラの方が相場も安定していて良いと思います。
例えばキャノンの一眼レフカメラでマニュアルフォーカスで検索をしてみると過去の落札履歴で高い順で以下のような表示になります。
(マニュアルフォーカスとは自動で焦点を合わせてくれず手動でフォーカスを合わせるタイプ)
この履歴に多く出てくるのが『canon 7』というカメラが頻出していますね。
canon 7というカメラは1960年代に発売されたカメラだそうです。
今でもこれだけの高額で売れていることが驚きです。
逆に言うと、相場が安定しているということにもなります。
新しいカメラというのは発売年の経過とともに確実に値段が下がり続けます。
僕も数年前にamazonで一眼レフカメラを新品で買ったのですが、当時は16万円でしたが、今中古で売ろうと思うと4万円が関の山です。
それであれば下げとどまったカメラ、相場が安定しているカメラに照準を合わせたほうが良いと思います。
ちなみにカメラを作るメーカーは日本がトップクラスです。
ニコン、キャノン、オリンパス、ソニーなど。
これらのメーカーから製造されるカメラが何処に出荷されていくのかというとアメリカ、ヨーロッパが50%以上を占めています。
日本で売られているのは製造されている中の15%にも満たないのです。
ということは日本で仕入れて市場の大きな海外に売るというのが最も理にかなった転売方法かと思います。
せどり(転売)高額で売れる『レコード』
レコードは終わっているジャンルと思われがちですが、コレクターという存在がいます。
コレクターは欲しいものには金に糸目をつけません。
それは全世界共通です。
レコードにも希少な盤という物が存在します。
例えば、
これは日本盤のレコードですがebayで1,725ドルで実際に売れていました。
1ドル110円として計算すると19万円以上になります。
さぞ希少なのでしょう・・
また日本でも、
デンマークで発売されたオリジナル盤のレコードに入札が殺到して20万円で落札されています。
こうした希少なコレクターグッズはオークションに向いていて過熱すると驚くような金額で落札されることが多いです。
レコードはオリジナル盤、RVG、ラベルに書かれている住所などで同じように見えるレコードでも違いがあるようです。
この辺りについては今後、詳しく記事にしていけたらと思います。
レコードは数万円単位で落札されているというのがポンポンあるので、そういったレコードを調べていくだけでも面白い発見があると思います。
また日本では人気があるのに海外では意外にも安く取引されている。という物があります。
その逆パターンもあります。
コレクター市場は深いので覚悟を決めて入り込んでいけば、知識の増加と共にかなり利益が出せるジャンルです。
高額商品を何処で仕入れるのか?
この他にも時計や楽器、オーディオなど高額で売れているものは無数に存在しています。
高額で売れているものを探す事自体は難しいことではありません。
それを仕入れて実際に販売して利益を得る。
これが非常に難しいのです。
しかしながら、この問題をクリアさえできてしまったら確実に稼げるようになります。
保証します。
仕入れには幾つかのパターンがあります。
最も早いのは買取だと思います。
僕は基本的に中古をスタートしてオススメしているので、中古商品が最も上流で仕入れられるモデル。
それが個人からダイレクトに買取をする手法です。
ハードルが高いと感じられるかもしれませんが、幾つかのステップを経れば店舗などを持たずとも買取ビジネスを始めることが可能です。
この辺りについてはメルマガ読者様へのプレゼントの中でレポートとして無料で見れるようにしています。
興味が有る方はチェックしてみてください。
ただし、そうは言っても買取なんていきなりはちょっと・・と思われる方が大半だと思います。
ですから、ネット上で仕入れをできないかを確認してみます。
漠然と見ていても何を調べれば良いのか分からないので、例えばコンタックスのTVSというカメラを売ろうと決めましょう。
このコンタックスのTVSはまず、何処が最も高く売れるのか?それを調べる必要があります。
基本的にカメラが高く売れるのはebayなどの海外という思いがあるのですが、実際にebayで見てみます。
これを見ていくと平均して250ドル程度で売れています。
250ドルだと手数料を引いて日本円にすると22,800円程度です。
ちなみに日本のamazonでも売られています。
こんな古いカメラがamazonでも売れるのか?
ただ出品されているだけで売れてなければ何も意味がありません。
そこでモノレートでランキング推移を見てみると、
3ヶ月で10個程度は売れているようです。
まぁ売れてないほうですね・・
ヤフオクではいくらでしょうか?見てみましょう。
高いのもありますが、安いのもありますね。
状態や動作、付属品などの要因で価格の変動があるのだと思います。
ただ状態もそれなりによく、動作するカメラを15,000円程度で入手できたら売る場所を変えることで、そこまで多くはないものの利益は出そうです。
またヤフオクだけでなく近所のリサイクルショップなどを見に行ってカメラが売っていれば、目当ての物がないかを見るのも良いと思います。
もっと言うと古物商許可を取得して業者の市場に仕入れに行っても良いですね。
売れる商品を調べ、それから逆算して仕入れ
買取の場合は特殊でお客さんが色んな商品を「売りたい」と言って、売るわけです。
この場合はその目の前の商品の相場を調べて利益が出る金額で買取をします。
ですから損をするということは考えられません。
しかし、せどり(転売)の場合は『こちらがターゲットを決める』というプロセスがあります。
それが『売れる商品を調べ、そこから逆算して仕入れ』ということです。
物には相場というものがありますから、そういった相場を先に把握しておき、そこから仕入れのリサーチをすることで『何を見れば良いのか、何を調べれば良いのか』が分かりやすくなります。
転売は色んな物を見るようになるし、目利きが出来るようになります。
そういった意味では生涯に渡って価値あるスキルになることが予想されます。
それ以上に自分が仕入れた商品が思惑通りに売れた時はなんとも言えない快感がありますね。
楽器、レコード、カメラ、時計など色々と高額だが非常に人気のあるジャンル、商品はあります。
そういったのを少しづつでも見ていき、なんとなく相場を理解していくことにアンテナを張っているだけで、今までは気が付かなかったビジネスチャンスにも気がつくようになると思います。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
感想や質問がある場合は以下のコメント欄にお願いします。
コメントを残すということは自分の頭の中の整理、つまりアウトプットに最適です。
アウトプットは記憶の定着にもオススメなので、せっかく覚えたことを忘れないためにもコメントを残してくださいね。
私は一番 最初はiphone6を広島県から梅田のApple心斎橋まで買い付けに行って
ボロ儲けして、味をしめて現在も何かしらの転売は続けてます。ブログ主様の文面を見る限り 言葉が淡々としていて多分、そのようなやり方で日々、行っておられるのだろうなとお見受けしました。
今後はネット転売に精通した暇な老人が増えて来て、しかも1人のアカウントで
複数回、購入する事は限りなく出来なく
なるのかと予想してます。何年かやっていると季節商品で安定した物に辿りつけるのでこれが安定した稼ぎを生み出してくれてますね。カメラもキタムラで値切りまくって東京の買い取り屋に送ったのですが、、イマイチでした。私の今後の課題はe-bayでトラブル無く売買出来るスキルを身に付ける事だとよく分かりました。ありがとうございました。
みやちゃん様
コメントありがとうございます。
>iphone6を広島県から梅田のApple心斎橋まで買い付けに行って
>ボロ儲けして、味をしめて現在も何かしらの転売は続けてます。
行動力が凄いですね。
行動する人が結果を得られるという
典型だと思いますので
非常に興味深い話でした。
>何年かやっていると季節商品で
>安定した物に辿りつけるのでこれが
>安定した稼ぎを生み出してくれてますね。
確かに需要はパターン化しているものが多く
経験を積むことで読めるようになりますよね。
最初のiPhoneはトレンド(流行)転売、
季節によって生まれる需要を使った転売。
素晴らしいと思います。
是非、ebayを使った転売も実践されて
どんなシーズンであっても安定して
稼げる土台を構築なされてください。
また質問などがありましたら
いつでもコメント、メールをください。
ありがとうございます!
富澤